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内容説明
【無料試し読み閲覧期間2025/5/30~2025/6/12】
群雄割拠、下剋上の戦国時代。立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。織田信長(おだのぶなが)の家臣・古田左介(ふるたさすけ)。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千宗易(せんのそうえき=利休)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。生か死か。武か数奇か。それが問題だ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
68
島内の古本屋で購入。 能書き(レビュー)が楽しい戦国マンガ。戦いよりも文化的なことに重きを置くということでブギウギや光る君へやべらぼうわんだふるぷりきゅあに近いものを感じる作品。ばらばらになった平ぐものフタをつなぎ合わせて…。戦国時代ならではの命を懸けた執念。2025/01/19
眠る山猫屋
48
再読。この悪い顔が大好きだ。武人としての道を突き進みたい古田佐助が数寄者の道をも諦め切れず懊悩する様が滑稽にて。様々な武人・数寄者と廻り合い、更に迷い込む奥深い道。カッコ悪さが格好いい。2020/12/23
眠る山猫屋
39
再読。まだ左介と呼ばれていた時代、古田織部37歳。安土城での、信長との掛け合いが最高です。気持ちと体のバランスがとれてないよ『金子をいただきます』って(笑)2016/04/06
流之助
37
信長のファッションがすごい。キリッとしている姿がシュールさを加速させる。一見個性的すぎて滑稽に見える登場人物たちだが、現代人には感得できない、戦国武将の野心がムンムンで面白い。我の張り合いというか。欲望に忠実なため、あえてそれを圧し殺しつつ事を運ぼうとする秀吉と千宗易の企みまでの展開が読ませる!2018/02/01
南北
36
古田織部から見た織田信長や豊臣秀吉、千利休などの人物を描いた作品。武士は戦功を上げて領地を増やそうとするが、戦功が領地に結びつかない場合があると家臣の離反を招きかねない。その間隙を埋めるために信長が利用したのが茶道具と茶会の開催である。茶道具の名物には城に相当する価値もあるとすることで、こうした名物の目利きができる人物の1人として古田織部が登場するのが興味深い。茶釜の名物である平グモの蓋の破片を持参した古田織部を「ひょうげた奴」と評した信長の破天荒ぶりがおもしろい。2025/06/02