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内容説明
茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将・古田織部(ふるた・おりべ)。天才・信長(のぶなが)から壮大な世界性を、茶聖・千利休(せんのりきゅう)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。上杉征伐、石田蜂起、小山評定、家康(いえやす)ゴーウエスト。「関ヶ原」プレイボールの刻がひた迫り来る。濃緑抹茶&緑釉出現、織部の数奇もジャイアントステップ。生か死か、武か数奇か、それがますます超大問題だ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
170
家康は会津征伐の兵を起こす。業病で眼の不自由な大谷吉継は家康と戦う不利を三成に説くが、三成の覚悟が固いと知って逆に援軍を申し出る。このように吉継を動かした決め手は、三成が織部の助言に従ってヤケ糞でやった(裸になって頭から茶を浴びる)パフォーマンスだ…あの能面の如く無表情の三成がここまでヤったのには驚く。親徳川の大谷が石田に付き、前田も徳川と戦う(誤報)と聞いた毛利輝元は西軍大将を引き受ける。数寄者の上田もやむなく石田に与する。義理と利害が絡み合い、まあ、迷いながら各陣営に名を連ねた武将が多かったのだろう。2025/01/31
momogaga
51
レンタル。秀吉亡き後のストーリーは徳川家康が準主役。家康の性癖でこれまでのイメージが変わってしまいました。後世の作家がどう描くかによって評価が一変してしまいます。怖いことだ。2019/11/03
南北
41
徳川家康は上杉征伐の中断し、西へ引き返す。石田三成は西軍の大将に毛利輝元に迎え、伏見に残る大名の家族を人質とする。それに抵抗した細川忠興の妻ガラシャが複数の砲身で斉射できるボレーガンを使って抵抗する場面は圧巻だった。忠興の父、幽斎は500名未満の部下たちと田辺城に2ヶ月間籠城する。和睦を受け入れた後「数寄を疎かにする者は王道も覇道も歩めぬ」という言葉を石田三成に残す。この2日後に関ヶ原の戦いになるので、予言めいた感じがして興味深く感じた。2025/08/02
ぺぱごじら
37
舞台は家康東下から天下分け目の『関ヶ原』へ。三成が家康でも、そもそも脇目も振らず頂点を目指す者に道端の花を愛でるような『数奇』があるはずもなく、その意味ではどちらが天下を取っても『息苦しい』のは同じ。どちらに加勢するかは結局、理詰めの息苦しさを強いながらも、道端の花に『邪魔にならねば居てもよい』と言える度量がどちらにあるかという一点だけなのですね。カチリカチリと細部を決めたがりながら、集めた味方は『成り行き』だった西軍と、理を重ねて味方を募った東軍。浮かぬ茶席に赴くならば『どちらの亭主』がマシでしょうか。2012/04/07
眠る山猫屋
26
関ヶ原前夜。石田三成の兄や佐竹など、仁義に篤い男たちが前半を飾る。けれど、清廉な世を願う石田派よりも堅実な世を創ろうとする徳川の方が、やっぱり諜略上手だし、懐柔工作も巧くいく。理想家と現実主義者。巧く立ち回れるのか、古田織部さん。2016/05/24
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