へうげもの(14)

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へうげもの(14)

  • 著者名:山田芳裕【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2012/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063870756

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内容説明

茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将・古田織部(ふるた・おりべ)。天才・信長(のぶなが)から壮大な世界性を、茶聖・千利休(せんのりきゅう)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。上杉征伐、石田蜂起、小山評定、家康(いえやす)ゴーウエスト。「関ヶ原」プレイボールの刻がひた迫り来る。濃緑抹茶&緑釉出現、織部の数奇もジャイアントステップ。生か死か、武か数奇か、それがますます超大問題だ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

momogaga

39
レンタル。秀吉亡き後のストーリーは徳川家康が準主役。家康の性癖でイこれまでのメージが変わってしまいました。後世の作家がどう描くかによって評価が一変してしまいます。怖いことだ。2019/11/03

ぺぱごじら

36
舞台は家康東下から天下分け目の『関ヶ原』へ。三成が家康でも、そもそも脇目も振らず頂点を目指す者に道端の花を愛でるような『数奇』があるはずもなく、その意味ではどちらが天下を取っても『息苦しい』のは同じ。どちらに加勢するかは結局、理詰めの息苦しさを強いながらも、道端の花に『邪魔にならねば居てもよい』と言える度量がどちらにあるかという一点だけなのですね。カチリカチリと細部を決めたがりながら、集めた味方は『成り行き』だった西軍と、理を重ねて味方を募った東軍。浮かぬ茶席に赴くならば『どちらの亭主』がマシでしょうか。2012/04/07

眠る山猫屋

20
関ヶ原前夜。石田三成の兄や佐竹など、仁義に篤い男たちが前半を飾る。けれど、清廉な世を願う石田派よりも堅実な世を創ろうとする徳川の方が、やっぱり諜略上手だし、懐柔工作も巧くいく。理想家と現実主義者。巧く立ち回れるのか、古田織部さん。2016/05/24

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

17
冒頭にウイリアム・アダムス&ヤン・ヨーステン登場。これにより家康は火薬の材料をゲット。諸将を徳川方に引き入れようと暗躍する織部。三成も毛利や大谷を味方につける。細川ガラシャの最期が凄まじい。忠興の嘆きとがめつさ。佐竹義宣の父・義重や島津義弘のキャラクターが面白い。多くの武将が出て来ていよいよ関ヶ原らしくなってきた。2013/11/08

だまし売りNo

16
上杉景勝や直江兼続には家康の専横に対する義憤があった。その思いが直江状に表れている。しかし、その直江状にも「上方の武士は今焼・炭取・瓢べ以下人たらし道具御所持候、田舎武士は鉄砲弓箭の道具支度申し候」と茶道のような文化を軽視する文言がある。文化を重視する諸将には直江状も千利休を切腹に追い込んだ官僚的支配と同一のものに見えてしまう。2021/10/16

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