へうげもの(25)

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へうげもの(25)

  • 著者名:山田芳裕【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2018/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065107379

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内容説明

それでも僕はやってない。幕府転覆、家康・秀忠謀殺容疑により拘束中の古田織部。俺たち現代人のライフスタイルを決めちゃった大先輩が、「日本人」のあるべき姿を語る感動の完結巻。作者・山田芳裕の死生観、国民論をどうか受け止めてくだされ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

50
グッときた。鷲掴みだ。古田織部、カッコ良過ぎじゃないか。豊臣壊滅の事後処理が粛々と進み、大御所による戦犯捜索も苛烈を極める。豊臣家や織部を救おうとする動きも起きるなか、古田織部は・・・。未来を信じ、自分が遺すものを信じ切る。秀忠さん、そこで替え歌は反則です。切腹の場で家康を笑わせてみせた織部、最期まで己を貫いた策士。だから最後の最期に、南の果てまで上田宗箇が追いかけた影は・・・きっと。天下一のひょうげもの。グッときた。2018/01/26

ミエル

36
ついにシリーズ完結。乙武人との別れが辛くなかなか読み進められなかったが、漸く生き様を見届ける気になった。「己が衣ぐらい我を通せ」広義に解釈させてもらい多用したい言葉。人間にしかできない技能、面白さや笑いを哲学に昇格させた織部の功績、巫山戯たジジイではあっても数寄の一時代を作り上げたレジェンドであることを再確認。死に際に至るまでの若干武人風な振る舞い→ニンニクからのリアクション芸に「ひょうげ」人生の仕上がりの良さをみる。散りばめられた伏線の答え合わせと着地、お見事 2018/02/12

読書ニスタ

31
数寄の道、茶道を教えてくれたシリーズ。織部はもっと評価されてもいいんだろう。お疲れ様。2019/09/01

31
数年前、同僚に勧められ、3巻が刊行された頃に予備知識なしで読み出したのが本作との出会いだった。不勉強なため、古田織部も数奇も知らなかったけど、読み進めると興味がわき自分で色々と調べる様になった。とは言え、歴史に造詣が深い山田芳裕先生が描くドラマのなかで、史実とフィクションの境界が細かい部分で未だにハッキリとよくわかっていない。わかったのは本作品がひょうげてとても面白かったということ。古織の最後を決めつけないラストも粋だった。「素晴らしい作品を世に放ってくれて本当にありがとう」と山田芳裕先生にお伝えしたい。2018/02/02

33 kouch

30
最後の死に際も織部にとってはイベント。如何にしてひょうげるかで何か愉しみにしているようにも思える。 人から面白いと思うことを奪うことは、もはや人が人でなくなると家康に物言う織部はやはり格好いい。 最後は琉球に生き延びたかどうか曖昧な感じの終わりもひょうげている。 織部の隠し子の希典が乃木村へ養子に出ている。時代は異なるが、、乃木希典は末裔?2022/12/31

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