へうげもの(15)

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へうげもの(15)

  • 著者名:山田芳裕【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063871289

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内容説明

戦国甲子園決勝戦。雨天を飛び交う、弾丸、春画、白き潮。我らが織部(おりべ)も数奇なる世のため、浪漫飛行。嗚呼栄冠は、東軍に輝いた。敗北の将・三成(みつなり)が末期で見せた乾坤一擲。織部のハートをストラックアウト。そして近づく徳川時代。果たして「笑福の世」の実現は成るか!? 激乙山田的関ヶ原、「痰の毒」なる柿カラーが目印に候。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

42
関ヶ原の戦いが始まった。リーフデ号から取り外した大砲や古田織部が考案した色本入りの陶丸が登場する点は楽しめた。戦いは徳川家康側の東軍の勝利に終わったが、数寄を解さない家康に古田織部の数寄がどこまで通用するかが今後の注目点だろう。家康に仕える大久保長安が古田織部以上の俗物なところも興味深かった。石田三成から壊した茶入れの「小茄子」を金継ぎで丁寧に修復されて古田織部の元へ返却されたの見て、織部は「ひょうげもの」過ぎて笑い転げてしまうが、ある種の数寄の才能を死なせてしまったのかとも反省することになる。2025/08/03

momogaga

36
レンタル。「笑福の世」を目指す古田織部。今の日本にも必要な「笑福の世」。2019/11/03

眠る山猫屋

29
関ヶ原終焉。石田三成の清々しい最後は、まるで利休のようでした。みな、最後の最期になって大切なことに気がつくのだな。武士の時代が終わりつつある・・・。そして今までの歴史観を覆すキャラクター造形。小早川なんて真逆じゃないですか(苦笑)あ、島津に拐われた小堀、大丈夫なのかっ!2016/05/25

ショウヤ

27
「秀秋なぞブチ殺しても構わぬ!!!」とか言っちゃう家康が過激すぎて笑ったw島津退き口ですべてを解き放った家康の表情が実に良いww 三成の最期に宗二の子が出てくるとは思わなかったな。因果応報か。胡散臭い長安と今後どんな付き合いをするのか楽しみ。2013/03/11

ネロ

21
前巻から間が空いてしまったので状況(戦況)を理解するのに時間がかかりました(^_^;)さて、徳川vs石田、関ヶ原の合戦です!オロオロしまくる有楽斎、秀秋説得の為の策は古織の人間パチンコ!あんまりでしょ!?(笑)「極めて安全とは想うが..先に申しておく! アデウス アミーゴ!!」..酷過ぎます。でも、ネゴシエイトの神はやはり彼の味方。勝手に解釈した秀秋は石田討伐に動くという..して、追い込まれ逃げ延びる石田、ここにきて長年隠し続けていた己の弱さに気付きます。古織から譲り受けた、欠けた小茄子に自らの姿を重ね2012/09/17

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