内容説明
換生した直江は、勝長の指示で不動山城へ向かっていた。そこに、直江の宿体の名を知る者が現れ、「裏切り者」と刃を向けられる!? 一方、景虎は勝長とともに不動山城へ向かう。景虎たちは途中、祟りを受け廃墟と化した村の惨状を目の当たりにする。そして、祟りは彼らをも襲い、絶命させようとしていた。そこに助けられた景虎たちだったが、祟りを鎮めるために贄として村人に捕らえられ…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶっくlover
7
炎の蜃気楼、番外編です。 心の中を嵐が吹き抜けて、まだ立ち直れていない感じです。 2020/09/01
きな粉
5
とても面白いちゃんとした時代小説でした。御館の乱は起こすべきではなかったのかと葛藤する景虎がとても不憫で、貴方が悪いんじゃなくて、謙信公が跡目をはっきりとさせておけばよかったんじゃ…なんて思ったり。直江、なかなか感じ悪いですねー。まあその方が、これからあんなにメロメロになるくせにと、益々楽しみです。2016/02/09
枯伍
5
最初の事件。追い詰められた城蟷螂の心情が切ないね~ 自分の選択が引き起こした結果を見て行かなくてはならない景虎もまた。んでもってラストは宿命のごたいめーんw まさにここからはじまる、ですねえ。2012/10/27
香
3
全滅した城で生き延びて、生き霊状態の寧がエグいです。こうなっちゃうと恨む相手は何でもいいんだろうな。景虎のピンチを謙信がやたら助けるのがツボに。どんだけ心配?景虎の初調伏はさすがのパワーでした。直江との顔合わせと主従確認が緊迫で、2人とも肝の据わり方と割り切りぶりはさすが。直江が内心で頑なに景虎を拒否しているのが忠臣の素質を感じます。そんなこと言ってるけどアンタさ~…と思いつつ。そして言いたいことは言って素も出してるのに相手を近付けない景虎の距離感の取り方がうわてで、ちゃんと差が出てる。面白いです。2017/11/27
さとぴぃ
3
ようやく直江登場。景虎とは敵同士だった事は本編で知っていたつもりだが、ここまで根が深いとは思わなかった。続きが楽しみだ。2015/02/16
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