内容説明
蘭陵王との闘いを終えた景虎は、景勝への反抗軍に加わった晴家を説得するべく、夜叉衆とともに新発田城へ向かう。景勝方の間諜と誤解され、捕らえられた景虎だが、新たな宿体が子どもであることを利用し、晴家との接触にまんまと成功する。しかし、再会した晴家はまるで別人のように変わってしまっていて!? 景虎と直江――運命のふたりの出会いから始まる物語を描く邂逅編、ついに完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
86
後書きしか読まない本。Boys Love略してBL。本文が苦手だが、後書きの文章は楽しみにしている。2014/03/30
藤月はな(灯れ松明の火)
30
上杉夜叉衆の誕生話もこれにて終幕。しかし、身体は変われども主従は本当にぶれていなかったwちらほら伺える人々が幸せになるには誰かを犠牲にしなければならないという事実への夜叉衆たちの考えに、最終巻で生者に高耶さんが伝えた言葉が思い出されて涙。そして死んでから甦った景虎達が怨念を消して奪った宿体の生を生き抜くことを決めたのと対照的に、全てを失った御館の乱から逃れられなかった胆沢さんの言葉が辛くて仕方なかったです。この邂逅編ではやっぱり、面倒見がいい長秀が好きだなとつくづく、実感しました。次はあの辛苦の昭和編!2014/03/17
フキノトウ
23
最初はどうなるかと思った夜叉衆たちだったけど、この巻で信頼できる仲間になったんだなあと、感慨深いです。六郎に換生した、景虎にも慣れ、扉絵の直江とちび景虎の親子みたいで微笑ましかったです。六郎の体でこれから生きていく景虎のお話が読みたかった。2014/05/23
☆kubo
23
邂逅編、16年もやってたの?私もまあよく飽きずについてってるけど。本編のラスト付近はもうよくわかんなかったので、邂逅編は面白かったです。途中やっぱり何とか一族とかちょっとわかんなくなったけど、最終巻は夜叉衆中心で良かった。ラストの結界調伏のとこにはジーンときた。ミラージュの最初の頃を思い出したなあ。次は昭和編、楽しみです。本編に繋がる直江の歪み具合とか(笑)2013/12/12
枯伍
15
框との対決は終わるも、新発田方についた晴家を説得しに城に向かう。ちっこい景虎様が可愛い。直江と父子みたいでなごやかーな関係に長秀が釘を刺す。うーむ。景虎は景虎で直江の罪の意識に昏い喜びを感じ始めてるし。まあ歪んでいかないと本編にはたどり着かないよね。ラストシーンのふたりの言葉になんともいいがたい味わいがある。このときはまだ批判者としてだったのにねえ…。次は幕末編。2017/10/05