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内容説明
小学生ぶりに訪れた図書館でアルバイトすることになったヤンキー・石平くん。非正規職員と正規職員の待遇の違いに悩んだり、本を破った犯人に怒ったり、今日も図書館での色んなトラブルと一生懸命闘っています!
あっという間に累計40万部突破! 読めば図書館をもっと好きになる、ヤンキーくんによる図書館お仕事漫画、第5巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中玉ケビン砂糖
81
【飛び読み】幸運にも入手。いつの間にかアルバイターになっていた石平くんが、得意の悪知恵でインモラルユーザーやモンスター上級職員を痛快に叩きのめす(ちゃんと成長もしているようです)。ただ「正規職員と非正規の差」など社会的な提起要素も。図書館法を踏みにじる先の問題を介して図書館勤務者の薄給を嘆くコラムを読んだばかりだったので、なんかタイトルがいつも以上に胸に効いてくる。残り巻も読もうか……。ちなみに「お仕事小説(漫画)」という横断的ジャンルは確立された感があるけど、呼び方が個人的にあまり好きじゃない。お疲れ。2023/02/27
ででんでん
54
今作も、冒頭いきなりニッチな「紙やすり巻いたやつ」から始まって、怒涛の非正規と正規職員の関係へと。心当たりの有りすぎるおもしろさで、あっという間に読了。非正規とひとくくりにしても、その中味はまた千差万別。みんなムズカシイ仕事してるじゃん〜という石平くんの言葉が沁み込む。いろいろと突き刺さった。よくぞ書いてくれたなあ。2023/06/26
Y2K☮
38
毎回書いているけど、ホント問題点が書店と一緒。書店員も従業員の大半は非正規。働く時間はまちまちだが、正社員以上に店の軸になっている人もいる。でも社員になると管理職要素が多くなり、トラブルへの対処や事務的な書類仕事が増える。他店舗や別の部署に異動になることもある。非正規の方が給料は安いが、より「その町の本屋さん」でいられる。現場の実情に即した制度&待遇改革が必要かと。あと「正しさで人を黙らせると気持ちいい」という感情はある意味で現代病。誰もがいつ加害者になるかわからない。自分も他人事じゃない。ぜひご一読を。2022/12/13
れっつ
33
今回は図書館員の非正規雇用問題が取り上げられており、本当に身につまされる。長年、本や図書館の仕事が好きな有資格者の情熱に甘えるばかりでやりがい搾取的な冷遇状態が続く現状が痛ましい。一方、図書館員たちは正規の茉莉野さんをよく見ている。彼女は自分の、事の本質の自覚無く困っている人。配属の時点で上には伝わってる筈なので、暫くは所属長が彼女を気に留めて助言すべきと思う。バイトの石平くんの感覚や反応は今回も尤もで、"本は好きだけど人間は嫌い"と言う白井さんに、石平くんがかけた言葉が目から鱗で拍手!今後も楽しみ♪2022/12/16
みつばちい
31
非正規職員と目立つことばかりしたがる専任職員の話は図書館あるあるだよなぁ、、本当やりがい搾取で泣けてきます。朝野さんも非正規とは!2023/02/27