税金で買った本(1)

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税金で買った本(1)

  • ISBN:9784065261682

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内容説明

小学生ぶりに図書館に訪れたヤンキーな石平くん。その図書館で働く早瀬丸さんと白井くんに10年前借りた本を返却していないことを指摘される。その指摘をきっかけに図書館に通うようになるどころか働くことになる石平くんの図書館お仕事漫画。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

203
図書館にいかにも似合わなさそうな石平くん。しかし読んでいくといつのまにか、馴染んできたように見えるから、人間って変わるものなんだ。図書館コミックといえば、あの『図書館の主』を思い出すが、この作品は2020年代の今、よりタイムリーな気がする。図書館だからといって、本の内容にどんどん踏み込んでいく作品だと、どうしても文学の方に顔を突っ込んでいきそうだが、この巻ではまだ本そのものの扱いや、石平くんの周辺の人間関係を紹介し始めたばかり、というテイスト。その空気感がなかなか良い。2巻を入手したので、続きを読もう。2023/04/19

うっかり呑兵衛

154
図書館漫画。題材もそうだけども、それぞれの表情も好き。それにしても主人公の石平くん、図書館をバイト先にできるのはステレオタイプなヤンキーではないし、それを匂わせる伏線も今後が気になる。もちろん各話の図書館豆知識も好き。2022/09/25

美紀ちゃん

127
全く同じセリフを言ったのに人はなぜ感じ方が違うのか?自分より強そうなものとは争わないのが人間の心理。そのために自らを鍛えて大きく見せて争いを避けるという技!知りたいことがあるから図書館へ行く。誰かに教えられるのではなく知りたいから本を開く。1番純粋な本当の「学び」。石平くんは根性があるなぁと思った。図書館の面白さをわかってくれて嬉しいと思った。学校図書館で「〇〇ってどんな?」と聞かれた時に答えを教えるのではなく、この辺の本を探すと答えがわかるよ!これを見るとわかるよと、本に案内する。公共図書館も同じ。 2022/03/30

麦ちゃんの下僕

111
読友さんに勧められて積んでいましたが、今回の高松市図書館の件を機に読んでおこうと。小学生の時以来10年ぶりに図書館を訪れたヤンキーの石平が、なぜか図書館でバイトすることになるというお話(笑) やや展開が強引かなぁ~と思う部分もありますが(苦笑)…メインの3人(石平・早瀬丸・白井)のキャラがなかなかユニークですし、図書館の“裏側”の事情をいろいろと知ることができるのも面白いですね!とても意義深い作品ですので、いっそ図書館を利用する全ての人に配布したら良いのでは!?なんて(笑)(←それこそ税金の無駄遣い?)2023/11/23

中玉ケビン砂糖

95
(1)のみ。身近な場所だけに一瞬ドキッとさせられたが、そこをクローズアップするとは……と目から鱗。でも図書館司書さんってそんなに高頻度で「税金泥棒」とか言われてるのだろうか。少なくとも客に無関心なタイプの書店員よりかは手厚いサービスをしてくれるけども。自治体によるのかもしれないが、破損・紛失した本は金銭で弁償するのではなく、(絶版でない限り)同じ現物(新版が出ていればそちらを)を購入して納本する仕組みになっていることも初めて知った……まだまだ興味は尽きない。2022/12/02

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