内容説明
草原の覇者チンギス・カンは、従来の騎馬隊に加えて、ボレウに歩兵部隊を、ナルスに工兵部隊を整備させていた。陰山の陽山寨を拠点に、騎馬隊と合流させ、まずは西夏の城郭へと軍を動かそうとする。ジャムカの息子マルガーシは、流れついたトクトアのもとで苛烈な修業を積み、次なる道へと動き出していた。ホラズム・シャー国の皇子、ジャラールッディーンは10歳で、護衛のテムル・メリクと共に旅に出る。予期せぬ邂逅が、二人を待ち受けていた。新たな幕開けの予感をもたらす第10巻。
目次
虹の根もと
燎火のごとく
泥塑
草原を出る日
中原の鹿
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
23
【おきな書房】【速読】:迫力満点で、読んでいて楽しかったです。対人相関図や地勢の把握が難しいですね。2025/07/26
フク
15
#読了 蒼き狼がついに中原に鹿を逐う。 玄旗を掲げる百騎の雷光とか要素盛りすぎでどうにかなっちまう。 幼き日のジャラールとの邂逅やマルガーシ修行編も目が離せない。2025/09/11
播州(markⅡ)
15
今回、戦は控えめの溜めの巻。とは言えいろいろなことが同時進行で進んでいく。タルグダイ達は海へ。マルガーシは流浪の旅。ジャカ・ガンボはイスラム方面へ広がっていく気配。若い世代の萌芽を感じる。それはモンゴル国内でも同様で、新しい歩兵部隊。新しい工兵隊などまだまだ伸びしろしかない。そして対金国!開封府の北や西ではなく東に数百里。一気呵成の攻めを予感させる。最後に母上。そこにいるだけでチンギス始め兄弟たちのよりどころになられていた。彼らの行く末を見守ってあげてください。2025/07/27
水面頼光
14
巻頭の地図が一気に広がっていた。チンギス以外は世代交代。この先どこで絡んで来るのか。そしてチンギスはモンゴルから外への進攻を開始。史上最大の帝国への足掛かりへ。2025/09/09
Mzo
12
前巻が中盤の山場だったためか、この巻は比較的展開がおとなしい。それでも、世界がどんどん広がっていくのは、読んでいてもワクワクします。新しい登場人物も多いしね。2025/07/24
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