内容説明
モンゴル国の鎮海城をあずかるダイルは、三千の守備兵を組織し、三つの砦に配置した。領土は拡がり、チンギス率いる十万の遠征軍は鎮海城とは逆の方角(東)に出撃している。チンギスが滅ぼしたナイマン王国の元王子グチュルクは逃亡し、モンゴル国の西に位置する西遼の帝位を簒奪していた。西遼が数万の兵を動員できると考えるダイルは、その懸念を雷光隊を率いるムカリに話す。一方、モンゴル国の侵攻を受けている金国では、完顔遠理が精強な五万の騎馬隊を整えた。また、先の戦いでモンゴル軍の兵站のいくつかを切ることに成功した耶律楚材が、政事の立て直しに力を注ぐ。南の潮州で暮らすタルグダイとラシャーンは、かつての部下ソルガフの遺児トーリオを息子として扱い、自分たちの商いについて学ばせようとしていた。治めるべき領土は急激に大きくなり、守るべき国境線も広がっている。チンギスはボオルチュと、戦の状況や物流など、国のありようについて話す。強き者たちに異変が生じる十二巻。
目次
草こそ遠く
風を見る
袂別にあらず
天の隅
聖なる山
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
22
【おきな書房】【雪崩読み】:怒涛の勢いで読む。速読を駆使してゆっくり読みたい本だが、一度目を通したので、本棚行である2025/09/22
フク
12
モンゴル軍は金国との戦いへ。 阿骨打が打ち立てた国がしっかり漢化されてしまっている。2025/11/19
Mzo
11
割とあっさり金国が崩壊。南宋が絡んでくるのはこれからなのかな。ホラズム国の描写も増えてきて、そろそろモンゴルとの激突になるのでしょうか。2025/09/23
やま
9
シリーズ12作目。金国との戦い、版図を拡げるチンギス。展開が早く、世代交代が進んできた印象でした。2025/10/19
播州(markⅡ)
9
金国がもっともっと粘ると思ったけれど、あっさりと倒れる。巨体を支えることができずにそのまま朽ちてしまった…そしてあっさりといえばタルグダイ。とはいえ、息子の前で華々しく散る。ヤクもそうだが、次代にバトンが渡りつつある。2025/09/30
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