内容説明
ジャムカはテムジンの部将を討ちとった際に深傷を負ったが、それも癒えつつあった。テムジンはケレイト王国のトオリル・カンと結んでおり、ジャムカ、タルグダイ、アインガは、それぞれ単独では対抗できない。タルグダイの妻ラシャーンはタルグダイの意向をふまえ、ジャムカと二人きりで密かに話す機会を得る。タルグダイはすでにアインガとは会っていた。あとは、ジャムカ、タルグダイ、アインガの三者が出会い、共通の敵について語ることができるかにかかっていた――。モンゴル族の各氏族、メルキト族、ケレイト王国が二つに割れ、草原の覇者をめぐる一大決戦の幕が開ける、好評第七巻。
目次
一年の後
前夜
死して生きよ
覇者は
草原の空
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
32
【おきな書房】【速読】:『ウワベだけで読むな。』と聞こえていた。争いに次ぐ争いで、漸くモンゴル族統一、読んでいて、一寸疲れたけど。既にテムジンは草原の外に思いを馳せているのだろうと思った。2025/04/25
播州(markⅡ)
21
ジャムカ、タルグダイ、アインガの連合対テムジン、トオリル・カン連合。なんなのだこれは。巻の半分が戦だ。闘争だ。そして我慢の勝負であった。砂漠の遭遇戦、アインガとアルワン・ネクの押し合い。じりじりとしかし確実に煮詰まっていく。この巻のハイライトはやはりベルグティ。病をおして守り切り燃え尽きる。漢の中の漢であった。2025/05/05
majimakira
12
第七巻。反金国勢力の連合の動きから、テムジンとジャムカの宿命のような向かい合いを中心とする(ようにしか感じられない)草原の覇者を決する最大級の戦へ。激しさも膠着も目まぐるしい戦況は追うだけで大変だ。その完全な結末に向けてはまだまだ見えない要素もあり、今後テムジンがモンゴル族の地を、そして草原をいかにしてひとつにしていくことになるのか、ますます目が離せなくなっている。尚、途中アウラガの地を護るための闘いで、病床から立ち上がり獅子奮迅の活躍を見せる異母弟・ベルグティの姿には胸が熱くなった。2026/05/04
フク
11
#読了 草原を二分する戦が始まる。同じ呼吸で生きてきた2人が、同じ呼吸で戦う。2025/07/01
kiiseegen
9
表題、虎落(もがり)の意味が解る。長い決戦の描写には読み手さえも疲れさす力を感じた。今後の展開を楽しみにと思っていた矢先、解説のネタバレに閉口する。2025/05/15




