内容説明
チンギス・カン。その波乱に満ちた生涯と、彼と出会った様々な英雄たちの生きざまを描く歴史大河小説、第四巻。テムジンは、メルキト族に殺害された部下の仇を討つため、一千騎を率いて出陣。盟友ジャムカも同数の騎馬兵を率い、共に戦う。メルキト族の長トクトアは三千騎を集めたが、テムジンらの猛攻に敗北。その後、ジャムカはケレイト王家の姪フフーを娶り、テムジンのもとには南から蕭源基が訪れる。一方、槍の達人ジェルメは、テムジンを斬った玄翁の秘密を明かす。そして、トオリル・カンが二万騎を召集し、テムジンとジャムカも合流。彼らは先鋒となり、森を背にした強大な敵との決戦に挑む!
目次
友よいつか
将帥の原野
風と雲
遠い血
鋼の日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
89
なかなか仕事の影響から読み進められなかったチンギス紀4巻。やはり読むのに気力と体力を要すのが北方先生歴史物なのですよ。決して負の意味ではなく。テムジンが力を付けていく様を描いている。それは巻末や解説の万城目氏が書かれている鉄等の経済的な事だけでなく、人としての長としての人望もである。自身も、何故今駈けているのか分からない時があると語るテムジン。読者にとっては駈けさせるものが多いにあり。さ、また次巻行かなければ僕は駈け着けられないのである。2025/03/22
chiseiok
35
四巻目に至って巻頭の登場人物表を確認することはだいぶ減ったけれど、地図はまだまだ必要。だだっ広いモンゴル高原の地理関係を認識するのはなかなかに難儀ですなぁ。前巻からの流れで、玄翁がぐいぐい無双するのか?と思いきや今回それは無し。大きな戦はメルキト族vsケレイト王国。6,000個の首の山エグい。ポンコツ甘ったれ息子セングムの指揮の結果では犠牲者も浮かばれないわ。そして、勝った側のトクトアもあんまり嬉しくなさそう。ほんとは高原の覇権なんざ関係なしに、ずっと山にこもって片目狼のダルドと猟をしてたいんだろうなぁ。2025/02/03
Book Lover Mr.Garakuta
23
【おきな書房】【速読】:段々とテムジンらしさが出てきて、天地盟友して、頭角を現してきた。さあ、次はどう出る。2025/04/23
播州(markⅡ)
18
きたきた!万を超える軍のぶつかり合い!トクトア対ケイレト王国withテムジン&ジャムチ!突撃し、受け流し、打ち払い、集結し、また分かれる。矢を剣で払い、体には無数の傷がある男たち!変幻自在の軍の動き!蛇のように絡みつき、そのまま突き抜けて駆け去る騎馬たち!突然なにか硬いものにぶつかり痛撃を受ける。かと思えば敵を誘い込み、そっ首を狙う。これだよこれこれ!やっぱり北方謙三の戦は手に汗握る!え?まだ4巻?まだ4分の1弱?いいねぇ!2025/01/25
クレイン
14
自分のなかで何か刺さるものがないような気がしている。とりあえず読み進めていくうちにいつも通り熱中すると思うが、今回はエンジンかかるの時間いりそう…💦2025/05/14
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