内容説明
坂本龍一氏推薦書籍! これは、ぼくたち人間にとってだけではなく、地球にとって1、2を争うほど大事な本です――。地球の温度は上がり続け、海水は上昇し、森林は傷つき、地球の砂漠化は進んでいる。崩壊を止めるには、人間の行動を変えるしかない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっち
4
コロナ期に読むべき一冊。僕らの世界はどのようなシステムで動いているのか、今一度考え直すためにある。2005年著とのことだが、本質は変わらないということを改めて思い知らされた。この世の中はシステムによって動いており、人間が悪いわけではない、取り巻くシステムが悪いのだ。だから僕らはシステムと向き合って、人間への希望を捨ててはいけない。システムが変われば世の中を変えることはできる。それは自分の中にあるシステムを変えることで自分が変わるということも言える。大なり小なり、僕らを取り巻くシステムを見つめ直すこと。2020/05/12
ジュリ
3
今の地球は限界を超えている。持続可能な社会を作るためには、足るを知って、成長や人口増加を抑える必要がある。2019/05/01
奏
2
環境問題についての本。グラフや可愛い絵を使い、非常に読みやすかったです。僕の感じた特徴は3つ。1つ目は、たとえや実話、経験などを使い分かりやすく説明している事。2つ目は、シミュレーション仮説。今のまま過ごすと、あるいは、これ改善するとどうなるのか。これらをグラフで表現。読めば、漠然とした不安からきちんとした不安へ変わります。3つ目は、システム思考というアプローチ方法。「地球というシステムを理解し、長期的に真の解決策の探すためには、繋がりを理解し、構造を変化させる」ことがベースにあり、非常に論理的な本でした2015/06/01
mayme
2
環境問題へのアプローチとして有効であると同時に、もっと身近なことも(タスク管理とか)システム思考で改善できるのではと思った。達成できずにいる「ある目標」もその深層部を探れば、どんな行動バターンが今の現状を生み出しているのかわかるのでしょうか。考え学べる良書。2014/05/29
sansirou
1
今、地球は環境負荷によって、崩壊へ進んでいる、と言う前提で、崩壊を防ぐためにどうすべきかが書かれているのですが、根底にはシステム思考があります。できごとを見て対処するのではなく、システムそのものを変えていかないと、崩壊は防ぐことができない、と言う危機感が伝わってきます。最後の方の言葉は、重く響きました。2020/01/12
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