光文社文庫 三毛猫ホームズの傾向と対策 新装版

著者名：赤川次郎

光文社（2019/03発売）

• ISBN：9784334778033

内容説明

K大を受験する温水さゆりは、東京へと向かう夜行列車で水田智子と出会う。同じK大を受験するという智子だったが、東京駅で姿を消していた。駅では、晴美がさゆりを出迎えた。さゆりが片山家でホームステイするのだ。そのK大で、教授の今坂が殺される事件が。さゆりも渦中へと巻き込まれて……。義太郎が捜査を進めると、大学入試を巡る策謀が浮かび上がる！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[オーウェン]

副題の通りに、上京して試験に臨むさゆりだったが、電車で出会った智子がその後姿を消す。 そして片山家にお世話になるさゆりだったが、大学の教授が殺される事件が。 この作品がいつもと違うのが、毎回片山に惚れるタイプだったが、さゆりはなぜか石津に惚れる、 石津の戸惑いが笑えるが、次第に学内の人間が次々殺されていく。 犯人は予想通りのクズだったが、大崎教授の恋の目覚めも今までになく新鮮だった。

2024/02/28

[Book Lover Mr.Garakuta]

猫なのになんて渋いの面白い作品だ。人間も、負けてられません。

2019/04/30

[コトラ]

安定の面白さ。 テンポのいい流れにユーモア溢れる言葉のセンス。 このシリーズはミステリー初心者でも読みやすいんじゃないかな。 この本を読んだ第一の感想は、大学入試は正しい対策をするべき！ということ。じゃないと、それが命取りになることも……？

2020/06/07

[みゅうた]

三毛猫ホームズシリーズやっぱり面白い。 登場人物多いけど混乱せずにサクサク読めた。 犯人もなかなかわからなかったし最後まで楽しめた。

2019/11/16