内容説明
〈BSグループ〉会長の笹林宗祐(ささばやしそうすけ)が事故死してから一か月。その任を引き継いだ妻の彩子(あやこ)も拳銃で自殺してしまった。宗祐の遺言で、新会長の座に就(つ)いたのは二十五歳の川本咲帆(かわもとさきほ)。彼女は、宗祐が結婚前に他の女性との間に儲け、海外で暮らしていた娘だった。帰国した咲帆が空港で何者かに襲われる――。大企業の背後に潜む闇に、片山兄妹と名探偵猫・ホームズが迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
52
富豪の女主人が突然の自殺をし、後継ぎとして25歳の咲帆がアメリカから帰国するが、空港で命を狙われる羽目に。 寸でのところで助けた片山たちが事件に巻き込まれていく。 日常の延長のような部分がこのホームズシリーズにはあったのだが、かなり非現実な場面もお目見え。 バズーカで車を爆破だとか、巨大な麻薬組織など、さすがに派手にしすぎた感がある。 片山はベッドインの危機に遭うし、晴美は石津に焼きもちを焼くようなシーンがあったりと、そこは多少なりとも進んでいるのかも。2024/05/26
coco夏ko10角
23
三毛猫ホームズシリーズ、三十七冊目。いつものメンバーがワイワイしてるのは楽しいけど、話の展開や繋ぎはちょっと雑かな。とんでもないところが関わっていたりと事件はいつも以上に大きい。2018/02/17
chiho
17
いろんな意味で相変わらずのホームズたち。軽く読めるのがいいけど、それにしても雑かも。2016/03/05
さんぷ
8
安心と信頼の三毛猫ホームズ。登場人物が多いので整理しながら読むのが少々大変でした。うーん、シリーズとしては普通の部類に入るかな。2016/07/01
kaizen@名古屋de朝活読書会
7
お茶の時間を仕切る女主人。 6人の女性の客人。 突然訪問した警察官。 女主人が突然亡くなる。 警察官が片山刑事でなければ、警察官が殺した可能性があるが, 片山刑事が訪問しただけで死者が出る理由が分からない。 後をついだ若い女性が茶話会を計画する。 それまでに2人のお茶の時間の客人がなくなる。 話のつじつまがなかなか合わない。 説明不足の点がいくつかあるような気がする。 著者はかまわず話を終わらせてしまう。 後書きが書きたくなる。2011/10/13