内容説明
ヴァイオリン・コンクールの決勝に残った7人は、東京近郊の別荘に集められ、課題曲にとりくむことになった。脅迫電話、襲撃事件……出場者の一人である桜井マリが何者かに狙われ、片山義太郎が彼女の警護にあたることになった。地震、盗聴、殺人、自殺未遂、放火――コンクール関係者に次々起こる怪事件。華やかな音楽の舞台に潜む「暗部」をホームズが暴く!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
53
バイオリンによるコンクールで集められた7人。 各人は課題曲に取り組むのだが、その中の1人に殺人予告が。 片山が警護のため一緒に暮らすのだが、それでも周囲では殺人などの事件が。 盗聴だったり、地震や火事など、それらが犯人の特定になる鍵に。 なぜかモテる片山だが、ラストはちょっとした男気を。 やはり女に縁がないことは続くのだ。 2023/08/02
白雪ちょこ
14
作者の得意な、クラシック&ヴァイオリンが中心となっている物語。 今回も、相変わらず沢山の人物が出てきて、沢山の殺人や自殺未遂など、いろんな事件がトントン拍子に訪れる。 いつも通り、こき使われている片山が、最後の決断に至っては男らしく、あまりにもかっこよすぎるため「ほんとに本人か?」と疑いたくなるぐらい(笑)。 ホームズも大活躍しており、晴美と石津の恋の進展具合も、相変わらず夫婦のような明るさがあった。 死体に少々ひどい描写があったため、苦手な人はおすすめしない。 今回のシリーズも良かった。2022/12/11
a
4
最後の片山さんかっこよすぎた! 大人の対応。さすがです。2022/08/08
Wagtail
2
面白かったです。後作にも影響するようで、楽しみです。2017/08/10
にゃんぱらりん
1
久しぶりの三毛猫シリーズ。旅行途中のキヨスクで購入。サラリと読めて新幹線の中で赤川ワールドを味わいました。2016/08/15