内容説明
資産家・永江和哉からの依頼で、片山兄妹とホームズはドイツへと渡った。古城に住む和哉の弟・英哉の様子が、おかしいという。3年前、英哉の妻は、中世から伝わる処刑具「鉄の処女」によって惨殺された。古城に着いた夜、晴美は、白いドレスの女性を目撃。そして、マスクをつけた何者かに襲われる。唯一の出入口である跳ね橋が壊れ……。そこから、次々と殺人が! 片山たちは、古城に秘められた謎に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
56
シリーズとしては初の海外ドイツへと向かう。 資産家の依頼で、古城に住む家主の妻が殺された謎を探るため、片山と晴美と石津、そしてホームズが向かう。 処刑具で惨殺されたり、城には隠し部屋があったりなど、いつもと違い場所が限定されているので趣向が変わる。 犯人当ても怪しい人間が多く、最後まで楽しめる出来。 不幸な結末がシリーズには多いが、寸でのところで回避なのもホームズナイス。2023/08/27
優希
42
海外が舞台なんですね。ドイツというだけでミステリー。古城に連続殺人と古典的なミステリーでしたが、秘められた謎を解いていくみたいな雰囲気でした。2024/10/19
白雪ちょこ
9
今回の舞台は、たまに登場してくるドイツ。中世時代に造られた城の中で、次々と事件が起こり、悲惨な死に方をしていく人物たち。そして、血や高いところが苦手なのにも関わらず、やはり男の意地ということなのか、 片山も真剣に立ち向かっていく姿に、思わず頑張れと言いたくなってしまう。 妹の晴美は、相変わらず心強く前に進んでいき、好奇心も旺盛にホームズと共に解決していく姿は、なんとも凛々しかった。2021/12/21
sinami
5
色々な人物の目線で進んでいったので、一緒に謎解きできた。 背筋がゾクゾクするような怖さもあり、ミステリー好きの自分にはとても合いました。 次も読みたくなりました。
ごま
4
三毛猫ホームズシリーズ好きだけど、いっぱい死んじゃうね。2019/05/25