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内容説明
電信回線が運ぶアリス少尉とオーランド伍長の声。その途絶は、『言語の塔』への強襲制圧部隊『第1の大剣』による突入を意味していた。もっとも、計画を完遂した充足感のうちに生を終えようとする『抗・帝国軍』にしてみれば、要求に対する帝国の回答が銃弾であろうと構いはしない。刻限の日没が迫るなか、さらなる死と破壊に身を浸しゆく彼ら。その魂魄は陸上戦艦と呼ぶべき巨獣『蠍の王冠』となって、最期の咆吼を放つ…!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
capeta
18
雄獅子のレオ様、小物っぽい。燕雀安くんぞ鴻鵠と呑舟の志を知らんや、やね。不変で普遍の公平を誓うアリスが唯一不公平を望んだ男、それがオーランド。熱い!オーランドはアリスを地獄へと導く鬼火となる。ここでランタンに意味が出るとは!そしてパンプキンシザーズの信念を世界が知るところとなる。どれだけプロットを練っているんだろう。驚愕。書ききれないのでコメントに続く。2018/11/12
十二月の雀
13
長いよ!名乗るまでが!色々とあるけど、ラーテに全部持って行かれた。ラスボスに相応しい風格。ラスボスもドアノッカーしちゃうのか?陸上戦艦に拳銃と鋏で戦うのか?2018/09/17
シュレディンガー
12
実に奥が深い2018/09/15
ぺぱごじら
11
鮮やかな戦局の巻き返しや、敵の最終兵器登場、更には特秘の新技術『通信』を濫用して愛だの恋だの乱痴気騒ぎまでやっても、読み手が何となく感じていた不足感が、ランデル伍長によって明らかになる巻。隊員すべての行動が『帝国情報部3課の活動』でなければ、やはり読み手は盛り上がらない。2018-1092018/09/17
ウイロヲ
11
新たな巻が出るたびに、シリーズ史上最高を軽く超えてくる漫画の形をした化物。最高の名乗り。そして伍長と少尉にまた心を救われた読者がここに一人。2018/09/25