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内容説明
息絶えるまで踊り続けるしかない輪舞(ロンド)――。重量級ドラマ「カルッセル編」中編! 3年間、同じ所をぐるぐる回るしかなかったんだ……。――平穏なる国境の街・カルッセル。あの戦乱をきっかけに、哀しく激変した街――。停戦後3年が過ぎた現在もなお、国境警備隊の支配は終わらない。環状線を走る装甲列車の轟音。“終わり”を免れるための規則(ルール)。ペンキの剥げた回転木馬(カルッセル)が、ひからびた諦念を乗せて回り続ける――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろにえ@漫画用
6
【中古購入】戦災復興物語8巻。装甲列車の恐怖に支配された街、その街で何者かに殺されたフランシア伍長。『冷炎なヴィッター』などと呼ばれた軍人の素顔は、普通に人を愛し、涙する人の子だった。軍人としては崩れていくのかもしれないけど、どんどん人間臭い良いキャラになっていくね。 フランシアの遺したメッセージに隠された意味……いや、分からんわ!!しかし人間は怖い生き物だな。あそこまで笑いながらも残酷になれるものなんかな。力に酔い狂気に走る人もいるかとかと思えば、力の前に恐怖し狂気に走る人もいる。不思議な生物だな。2014/06/13
みみずばれ
4
この巻で気に入ったのは装甲列車のスキャンダル内容と軍施設内拘束措置の突破方法。どちらも「なんだそんなことか」と言いたくなるような内容だけど、規則や面子に縛られる軍の様子が描かれている。「軍は官僚機構」とはよく言われるし、案外現実の軍隊もこんな感じだったりして?2011/06/02
十六夜(いざよい)
3
息絶えるまで踊り続けるしかない輪舞。重量級ドラマ「カルッセル編」中編!3年間、同じ所をぐるぐる回るしかなかったんだ…。平穏なる国境の街・カルッセル。あの戦乱をきっかけに、哀しく激変した街。停戦後3年が過ぎた現在もなお、国境警備隊の支配は終わらない。環状線を走る装甲列車の轟音。“終わり”を免れるための規則。ペンキの剥げた回転木馬がひからびた諦念を乗せて回り続ける。2020/07/15
カナ
3
ハンクス大尉以下軍施設内拘束+見張り組と、アリスと、オーランドと。8巻ではほとんどそれぞれがバラバラに行動していて、でもそれぞれがちゃんと自身の役割を果たしている。その3つが次の巻で合流してカルッセル篇は終結なんだろうと思うとぞくぞくする。 その後14巻まで通して読み、再読してみると、この巻にしっかり0番地区篇へも合同会議篇へもつながる伏線があったりして、いや、本当、すごい。でも地獄極楽鉄砲はどうかと思うよ。2011/09/01
ぺぱごじら
3
フランシア伍長の想いの強さにジンとする巻。2007/10/01