Ｐｕｍｐｋｉｎ Ｓｃｉｓｓｏｒｓ（３）

著者名：岩永亮太郎【著】

講談社（2012/08発売）

• ISBN：9784063349771

内容説明

【無料試し読み閲覧期間2024/9/13～2024/9/26】
絡みし綾（あや）を断て、双剣「Mahne（メーネ）」！！ドラマティックな“戦災復興”を描きだす、超・重量級アクション！！「なんで、こんなにあちこちで銃声が鳴りっぱなしなんだ……」“帝都地下大水道”をステージに繰り広げられる、陸情3課（パンプキン・シザーズ）と民営水道管理局との麻薬密売をめぐるイタチごっこは、新たな――そして深刻な局面を迎えようとしていた！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[流言]

絡みし綾を断て、双剣『Mähne』！！　煽りがちゃんとカッコイイなあ。手元にある本に帯がないのがもったいない。『単眼の火葬兵』のエピソードは漫画的なハッタリを効かせつつも戦争の前線で戦う兵士の痛ましさと戦争自体の残酷さを感じさせて読んでいるほうが背筋が寒くなる思いだった。そして舞踏会。真っ正直さとそれを実行できるだけの行動力を併せ持つアリスがこの世界観において特異であり、できた人間とフィーチャーされる内容となっているが、今後どういった過程で彼女のそうした人格が形成されたのかが描かれてることも期待している。

2016/03/19

[Dー]

「銀の車輪」という謎の組織が暗躍するなか陸上3課は地下水道事件に介入していく。「908ATT」の部隊の悲劇。オーランドが追い。アリスが食い止める。クレアモア・ワンめっちゃカッコイイ。新キャラが多数登場で新章も楽しみ。ハンクス大尉の「停戦から3年も経つってのになんであちこちで銃声が鳴りっぱなしなんだ」ですね。これ、戦後の話なんだよなーっということを改めて感じました。ステッキン曹長、それは言ってはいけない（泣）次は舞踏会編。

2014/11/22

[まろにえ＠漫画用]

【中古購入】戦災復興物語３巻。テレビ版でも印象深かった908部隊『単眼の火葬兵』の物語。本で読んでも酷い話です。騙して不十分な防火服を着せて、火傷は麻酔で誤魔化して気が付かせない。戦争というか人の業や悪意の犠牲者だったな。オーランド伍長のもしかしてあったかもしれない未来のカタチだっただけに、あの号泣は心に響きます。そしてアリスの結婚話へ。　何だかアリスはヒロインというよりヒーローで、オーランド伍長がヒロインに見えてくるから不思議ｗ

2014/06/13

[みみずばれ]

「やがて失うものに意味がないのならあなたの命もまた無意味でしょう」いいセリフだなあ。アリス少尉ほど常に気高い貴族であり続けるキャラクターは珍しいのではなかろうか？弱味を見せないけれど鉄壁とは感じさせない自然な気高さが魅力的。オレルド准尉も何だかルパン三世的なカッコ良さが出てきた。正しいスケベというような。

2011/05/29

[シゲル]

戦災復興部隊の物語第３巻。 「停戦から3年も経つってのに　なんでこんなにあちこちで　銃声が鳴りっぱなしなんだ」戦争が終わればすべてが丸く収まるわけじゃない。戦後も戦災という悲劇は続いている。伍長もハンスもその犠牲者の一人。 後半は新章突入で、少尉の家族の登場と結婚宣言で驚いた。そして急展開で伍長にピンチが！？

2014/08/03