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内容説明
いよいよ『西方諸国連盟(ネビュロ)合同会議』の各会が一斉に始まった。衆目が注がれたのはやはり本会議。最大の焦点である特許問題をめぐり、数十か国の代表団が開放派と維持派とに分かれ、虚々実々の駆け引きを繰り広げるその成り行きは、西方諸国全ての未来に直結していた。そしてそのとき、巨塔の中で国権と国運を熱心に弄ぶ人々ごと、仇敵(帝国)の命脈を刺し貫こうと、地下で蠢いていた蠍(アンチ・アレス)が遂に尾をもたげた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まろにえ@漫画用
6
【中古購入】西方諸国合同会議編2。今回の目玉『カウプラン特許』についての各国のやり取りと、敵参上!の回。時代を100年加速させる言う天才ってのはこういうのを言うのかな?それでもちょっと異常なレベルな気もするね。『正義』『英雄』って単語が多い話だけど、人の数だけ正義があって『自分が正義で、相手が悪ならば、自分は必ず誰かの悪』か。ならばそこに正義はなく、『悪を討つ機能を持つ機械』であれ。英雄は人殺しを肯定し、人を戦争へ駆り立てる免罪符で、生贄だってことなのかな。そこに一番近いアリスは記者の言うとおり人間味が…2014/06/13
ぺぱごじら
6
国際会議編が佳境に入りつつある巻。外交戦略や技術発展の経緯について、作者が解りやすく説いてくれる姿勢が好きですね。この作品は『interval』という本編への描き足しで、うまく話を繋いでいるので、単行本の追っかけは必須なのが、 いいんだか悪いんだか(笑)。アリス少尉も儀典局の姉さんも、なんでこう病的に一言居士なのか(笑)。第7皇女の地道な努力の成果と、全てを台無しにする行動の矛盾が人間らしくてよいです。2011/02/20
sskitto0504
4
カウプラン、すげ〜。かなりいろいろと動きがあり、ついてくのに必死な巻でした。かなり寸前まで隠されたいろいろは次の巻でわかるかな。2014/03/06
ツムラ
4
文句なしに面白い。緊張の高め方が本当に上手い。どうなるのか全く読めない。それにしても何だこのセッティエームの威力は…。表紙の権力者3人も何か活躍するのかな。2011/03/18
**
4
ここ2冊、これほど巨大で繊細な風呂敷をどうたたむのかワクワクしている。今までの苦難を確かに血肉として3課で活かしているアリスがやっぱり好き。”あの”セッティエームの「助けてくれ…マーチス」「思い出せん」の重さに胸が締め付けられた2011/02/23