- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
西方諸国連盟合同会議の期間中に勃発したテロ事変。武装集団『抗・帝国軍(アンチ・アレス)』に蹂躙されるがままの帝都にあって、人々は己の為しうる何事かを求め、もがいていた。陸情3課は、焼け出された避難民の救出・移送に奔走。一定の成果を収めつつあったが、抗・帝国軍の擁する高々機動戦術装甲車『蠍の類型』8輌の襲撃を受け、それぞれに対決を余儀なくされる。絶望的な状況下にありながら、それでもなお敢行する“反撃”の行方は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピク
17
一年待って、この悲劇・・・耐えて耐えて17巻でやっとカタルシスが大爆発したと思ったら、18巻でこの・・・ うわ次読むまでまた一年か、ちょっと耐えられそうにない.ヱヴァの『破』から『Q』に至った感じです.なんと言っていいのか、はぁ・・・みんな読めばいいよ!2014/07/14
ぺぱごじら
16
『捻れ・歪み・矛盾』があらゆる面でテーマとなっているネビュロ(西方諸国連合)合同会議テロ事件編。帝国の歪な成り立ちにつけこむ反乱軍に蹂躙された帝都で、帝国軍のジョーカー『情報部』の反撃が始まる。事態の種明かしを登場人物の誰かに委ねず『統合見解者(スクリプタ)』という『閃きに特化した職務者』に負わせることで帝国・反乱軍どちらにも重心をかけない視点が保たれているのがたいへん良い。未来に絶望している時は敢えて未来を見ずに目の前の事に打ち込む人々に任せるのが一番。未来は『変えられる』のだから。2014-1102014/06/19
Kaitetsu
13
帝国の情報部の頑張りに期待するしかない、帝国の今後。ハーケンマイヤーのあれこれ以上に、アリスと伍長の対比が鮮烈で禍々しい。相手を自国民の犯罪者と断じる彼女と、虐殺者を人間以下の死に方で抹殺する彼。戦後と戦時中の差では済まされない断絶が、どのように解決されるのか気になるところです。2014/06/27
はりーさん
11
人間の哀しいまでに愚かな感情が凝縮されている。極限状態の中で自分の事しか考えられなかったりフリーズすることは、当たり前なことであり、どうしようもないことなのかもしれないが、そういうごちゃごちゃした考えを無視して行動できる人達が主役であり、必要とされる人なのだろう。そして、装甲車を撃破する為に、鬼火のランタンを引っさげてあの歩兵が動き出す・・・。2014/06/22
相楽(twitter:sagara1)
10
なんか最近の展開みていてつくづく思うんだけど、これ、アニメ化よりもたとえば長谷敏司先生でノベライズすべき案件だったのでは。いや、漫画としても十分以上に面白くて、毎回エラく楽しみにしてるのだけども。#スネークイーターがあるだろ2014/06/19