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内容説明
こいつらが許せないのは――「不公平な世の中」そのものだ。“戦災復興”を描きだす、超・重量級アクション!!――それは冷たき雪の降りしきる日……。食糧配給を求める貧しき平民の《絶望》は、恋とダンスに興じる帝国貴族に凶器を突きつける《激怒》になった!!彼ら平民たちのオモテ向きの大義は、「汚職長官・パウロ侯爵への制裁」。しかしそのウラには……!?貴族たるアリス少尉は、事態を収拾せんと壮絶な挙に出るが――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流言
26
ローデリアの近衛兵。どうにも世界観の全体像が実感できないまま目の前の問題ばかりに向き合わされることに閉塞感のようなものを覚えていたが、こういうキャラクターが出てくると世界観の広がりを感じることができる。戦車が活躍する世界観で山鉈と鉄球? と首を傾げたがそれに対して説得力のある理由を用意できているところも良い。実際の暴動はそれこそ死を覚悟したものであってこんなことで矛を収めるとは思えないけれど、ここから先をどう収めるのかパンプキンシザースのお手並みに期待したいところではある。2016/04/05
まろにえ@漫画用
10
【中古購入】戦災復興物語4巻。 テレビアニメ版終盤のアリスの結婚!?の回。貧しさに震える人々の絶望が怒りの震えに変わり、アリスの参加する貴族のパーティーへと向かう。汚職を犯した貴族に制裁を下そうとする暴徒。暴徒に罪を犯させないため、全てを丸くおさめるべく動くアリスとオーランドがカッコイイ!!この回で二人の間に特別な絆が確かに生まれたような気がするね。二人共最高にヒーロー&ヒロインしてて最高でした。どんどん面白くなるね!2014/06/13
カナ
6
アリスがかっこよくてオーランドがかわいくてどうしましょう。男物の服を借りてぶかぶかだ~っていうのはものすごい有り触れたシチュエーションなんですが、あれおかしいなどうしてそのぶかぶかの服を着たお姫様が超かっこいいんだろう………2011/08/30
紫雲寺 篝
5
熱い展開。今回は舞踏会の話をじっくりやっていきました。誰もが孤独で誰もが苦悩して、守るべき人々に銃を向けなければならないときもある。誰かの味方をしてもいけない。苦悩を断ち切り3課のメンツが揃い、さあこれからいざ勝負。貴族と平民にはそれぞれ葛藤があり、本当に楽を出来ているのは一部の人間だけ。少尉のバトルもあったし、ステッキン曹長が有能なのも分かって良かった。実はオレルドとマーチスとマーキュリー号くらいしか名前覚えてない(笑)。少尉とか伍長とかで覚えてる。前から思ってたけど背景結構白いよね。2014/10/26
シゲル
5
序盤の山場なのか大盛り上がりな今巻。 オーランド伍長が自分の役割を考え、ようやく背中を預け預けられて戦えるようになるのが見所。ようやくこの二人が通じ合えたような気がする。 その小さな背中に貴族全員の誇りを背負い決闘に挑むアリス少尉。平民も貴族も平等に接する誇り高き本当の貴族の姿。 貴族だからこそ孤独でいなければならない、でも軍人としてなら…。 この章もいよいよ佳境で次回が楽しみすぎる。2014/08/03