内容説明
狙うは、岳飛の首。しばらくの間、人夫となって潜伏していた南宋の程雲は、ついに岳飛に奇襲をかけた。岳飛は重傷を負い辛くも一命を取り留めたが、その際、程雲も負傷。そして岳飛と呼応し東進する秦容軍は快進撃を続けていた。梁山泊軍の呼延凌は、金軍との全軍対決に向け、準備を整えつつあった。一方、南宋で秦檜の病が深刻な事態となっていた――。三つ巴の最終決戦前夜、機略縦横の第十五巻。
目次
瓊母の風
麻セイの火
山奇の風
地陰の夢
地満の夢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
251
なにか山場となる出来事と、美味しそうな食事場面での漢たちの語らいを交互に挟む、北方ルーティンがいつも以上に顕著。決してマンネリに陥っている訳でもなく、心に残るよう構成されており、悪くはない。顧大嫂の死や、徐々にお互いを見せ合うようになっていく兀朮と海陵王の姿等々、派手ではないのに、ふいに没頭してしまうような瞬間がいくつかあった。主役のはずの岳飛は戦で大敗。しかし、そんなことよりも不倫しちゃった印象しか残らない。そして最近は、たまに出てきてはどこまでも堕ちていく梁紅玉がだんだん楽しみになってきた。2022/04/05
しんごろ
190
梁山泊の初期メンバーが梁山泊を違う地で頑張り、この世を去った。時には二世世代の母となった姉御肌の女傑。一緒に酒を酌み交わし、酒豪ぶりを見てみたかった。ついに戦いが始まる。南宋の程雲、なんて粘り強いのだ。忍耐力がすごい。その程雲にしてやられた岳飛。生き延びたところに運に見放されてないということか。呼延凌、ついに仕掛ける。梁山泊と金国の戦いもいよいよ開戦か。呼延凌、史進、暴れ回ってくれ。金国の兀朮もありったけの想いをぶつけてくれ。三つ巴の決戦間近。大死闘になること間違いなし!これは一気に最終決戦の予感。2022/02/20
アルピニア
62
母大虫が逝き、西遼は韓成に委ねられる。岳飛の首に狙いを定めて、正面からはぶつからない程雲が不気味だ。岳飛危うし!北へ遣られた胡土児、再び兀朮と対峙する呼延凌、梁山泊を目指して北へ進む秦容、南に忍び寄る南宋水軍。各段の名前にこれまでの登場人物を思い起させるものがあり、終わりが近いことを感じる。兀朮が麻哩泚将軍のことを語る場面が切ない。高山兵を見つめる候真の言葉に、私もこのシリーズを振り返る。次々と場面が変わり、私も地図を見ながら追いかける。中華を掻き回す戦いはどこへ向かい、何を生み出すのか。あと2巻。2022/05/05
眠る山猫屋
57
さぁ戦端は開かれた。李俊亡き後の日本北端から、メコン流域の岳飛や秦容出撃後の南方、あるいは蒙古襲来に備える北限まで、もちろん中原でも金国と梁山泊、岳飛&秦容は南宋を縦横無尽に駆け巡る。いや、一気にクライマックスですか北方先生?ちょっと頭が追いつかない!! 乾坤一擲の賭けに勝てなかった程雲には生き延びて欲しいけれど…。岳飛は楊令や史進の域には達せられないけれど、しぶとさは梁山泊第一世代並み。2020/05/31
sin
56
南宋の城郭開放策に動きを制限された岳飛に雌伏に耐えた程雲軍が奇襲をかける。それを作者が「どこか間違っている」とか「性格に歪みがある」とか云わせるのは如何なものか?そうしなければ討てないほど岳飛が凄いから敢えて騙し討ちじゃなく奇襲!させたんでしょうが?岳飛の三千五百騎の行軍を持て余したのだろうか?何より岳飛は背後に敵を背負うのは厭わず正しく金を攻めるべきではないだろうか?南宋の民が立ち上がる機会を与えているのだろうか?秦容の北へ向かう砦の建設に腰の重い海陵王も進軍を開始し南方のキナ臭さも極まりを見せ始める。2022/12/26
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