集英社文庫<br> 岳飛伝 五 紅星の章

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紙書籍版価格 ¥660
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集英社文庫
岳飛伝 五 紅星の章

  • 著者名:北方謙三【著】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • 集英社(2017/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087455519

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内容説明

南宋の宰相・秦桧は闇の中で戦いが終わってからのことを考えていた。そんな中、梁山泊の宣凱が岳飛を訪ね対話をする。岳飛は答えた。「中華を中華の民の国にしたい」と。一方、梁山泊の南の開墾地は本格的に始動。戦場では南宋軍の岳飛と金国総帥・兀朮が互いを求め、渾身の力を込めた激闘を繰り返していた。突然、秦桧から南宋軍に帰還命令が届く――。岳飛の決断とは。思惑が交錯する第五巻。

目次

九頭の宙
譲陽の火
響媛の宙
坤姚の火
天傷の夢

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

160
岳飛と兀朮…。男が、これこそ理想という関係で憧れるであろう、ライバルを超えたライバルの向こう側に突き進んだ。二人が突き進んだそこには邂逅という言葉がピッタリだ。そして、戦場を仕事にする漢達から、散々、煙たがれてたあの漢。方臘戦の後、吹っ切れ、達観したようなあの漢が…。聚義庁で文官として立派に戦ったよ。まさに智多星だった。秦容、ついに成果をあげて収穫できた。交易が一気に加速しそう。史進よ!哀しみを持って前に行け。日本も絡んで、どうなるんだ。続きが気になるぜ!2019/06/28

眠る山猫屋

54
息詰まる岳飛とウジュの死闘に決着が着く。国と国の戦争なのに、個人的な死闘でもあった戦は時間切れとも云うべき結末を迎えた。ふうっ。各々の陣営のキャラクターたちが輝きだしてきたので、死者がでなかったことが嬉しいくらい。若手も成長してきたなぁ。幕間的な南方開拓団にほっこりさせてもらう。梁山泊では呉用の死を迎え、死者たちの思い出が語られるが、特に武松!武松を筆頭に読み返したくなってしまった。そして王清。虚無感なの?幼い鄭涼を連れてどこへ行く・・・。2018/12/27

sin

48
岳飛は漢民族の解放と云う大義の元に金の支配地深く攻め入り、ウジュは兵站線と云う弱点を視野に岳家軍を懐に誘い込む、決戦の時来るも互いになりふり構わず、ただ一騎討ちの勝敗に拘泥して、岳飛は自軍を省みない、ウジュは自身を捨て去って、両将闘いに酔いしれる。幕牽きは政治、それとも岳飛の抱いた自己満足への危惧、ウジュの夢みた全土征服への諦念か、それぞれの思惑が戦を納める。その頃、梁山泊は南に新天地を切り開く、梁山泊の拡散が始まる。2019/04/15

Aquarius

41
何のために戦うのか、大義はあるのか。互いに惹かれ合うように交わる2人、岳飛と兀朮の名場面であろうあのシーンに心底痺れた。人の数だけ戦いがある、各地での個々の出来事がどこかで繋がるのだろう。何も言わず雨の中、刀を振る者、心を殺し流れに身を任せる者、理由を作り考えを放棄する者、南の地を開墾する者。そして最後に大きな星がまた一つ流れた。岳飛の放つ言葉に孕む優しさ、史進が持つ切なさ悲しさ、こんなにも格好いい漢達が今の時代に居るのかと、解説を読んで本当にそう思う、女性こそ手にとるべきと。2017/10/03

future4227

41
岳飛と兀朮の壮絶バトル!お互い義足と義手になっているのに強い強い。小細工なしの一騎打ち勝負が見もの。そして物語の世界観は西に東にどんどん広がり、ついには奥州藤原氏まで登場。南の秦容は東南アジアに一大拠点を築きつつある。一体どこまで広がるのやら。梁山泊ではついにあの男が逝く。雨の中、黙々と剣を振るう史進の背中に底知れない哀愁を感じる。そして王清は大丈夫なんでしょうか?完全にヘたれ状態になってますけど…。2017/07/28

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