- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
今回、香里、拓哉、亮平の3人組がタイムスリップしてしまったのは、天正十(1582)年六月三日、本能寺の変直後、豊臣秀吉が備中高松城で毛利輝元軍と戦っているときである。織田信長が亡くなったことを知らせる密書が、毛利方ではなく、間違って豊臣方に渡ったことによって、秀吉は形勢を有利に展開させ天下統一へと突き進むことになったのだった。しかし、その重要な密書が史実に反して毛利方の手に渡る可能性が出てきた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
24
以前、娘と本を買いに行ったときに、この本を発見。「面白そうじゃない!これにしなよ♡」とすすめる私に冷たい視線を送った娘は、「おしゃれ少女ツムギ」を購入したのでした。そんな悲しい過去を持ち、もうこの本は読めないだろうと思っていたら、図書館にあったので嬉しくなって借りました。でも、歴史を全く知らない子が読んだら、ちょっと難しいかも。織田、豊臣、毛利はせめてわかっている子ではないと。官兵衛の設定が、孔明の妖術に憧れて隠れて練習しているというもので、面白かった。三国志クイズも本文にあり、娘は読めなかっただろう。2015/03/26
かいと
20
藤田伝八郎も見張りの兵は秀吉の軍の一人で密書も秀吉が書いたものだったのがびっくりした。香里が「風よ…吹け。」といったら風が吹いたのがすごいと思いました。車が通って水かかかっただけでタイムスリップしちゃうのがかわいそうだと思いました。2015/12/18
ばしちゃん
2
シリーズ途中から読んでも登場人物の関係性がわかる。歴史の有名な部分のちょっと横のエピソードが話になっているのもなんかよかった。2018/09/13
ねこうさ✿
2
今年の大河ドラマに合わせて黒田官兵衛が主役。本能寺で信長が自害したことを毛利に届けるはずの密使が間違えて官兵衛に渡してしまう事件あたりがテーマ。密使を取り逃がして追っている最中に秀吉が試練を出して官兵衛の邪魔をしたりと、先に密使を捕らえなくていいのかと思ったらそこはちゃんと考えられていた。でももうタイトルの人物は名探偵でも何でもなくただ出会って一緒に危機を乗り越えるだけになっている。サバイバル度も増し、ミステリー要素よりも冒険要素が多い。サブタイトルの中国大返しはこれから、というところで現代へ…。2014/02/18
あさみ
1
三国志の諸葛孔明に憧れて、妖術使いを夢見る官兵衛…(汗) こういうお話って、子どもが歴史を興味を持つとっかかりになるのかもしれなくて良いけれど、設定自体は微妙だな。2014/01/08