内容説明
「三途の川は、独りで渡るもんでござんす」冷ややかな目でそう言うと、渡世人は長脇差を鞘に納めた。北国街道を行く紋次郎の顔に表情はない。……行きずりの男から託された荷物、間に合わなければ子供が間引かれるという。紋次郎は騙されたのか!? なかに二百両の小判が入っていた。──虚無と孤独が色濃く漂う時代劇のスーパーヒーローが、今日も街道を足早に通り過ぎる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺野錠
3
話のテンプレは大体決まっているが今回収録の話は紋次郎がナーバスになる「間引き」と言う言葉を利用するのがなかなか狡猾と思った。解説で気になったんだけど話の終わりに引用される資料はそれっぽく創作したものじゃなくって実在の物なのか!?と思った。2019/10/22
mnagami
2
基本はぶれない紋次郎だが、人間味はあるのが魅力でさらにその人間味がけっこう裏目にでたりするのがこのシリーズの魅力と思ったり2019/09/26
文句有蔵
1
ついに紋次郎が西国に入った!テレビドラマ化による視聴者サービスで、ご当地物の始まりか?と思う間もなくさっさとまたもや関東に戻る(笑)またこの巻での、クールでニヒルな紋次郎の設定激変ぶりには顎が外れる。何と!パシリの郵便屋さん、宅配屋さん、幼児送迎サービスまでしてのけるのだ(^-^;)最早何が何だかわからないのだが、推理物として読むならば一貫して質はまぁまぁ悪くない。しかしこれまでそれなりに決着してきた各章であるが、「鬼が一匹加わった」の最後はアリか?鶴の行く末が心配この上ない(^-^;)2014/10/31
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