内容説明
「あっしは人を信じねえ代わりに、人から信じられるのも嫌えな性分です」天保の改革、大塩平八郎の乱、米船の浦賀への入港……。しかし紋次郎に限らず、農民も商人もやくざな稼業の者も、時勢の変動を感知することなく、その日の生活に追われていた。俗世に係わらず、義理にも人情にも煩わされずという生き方こそ、紋次郎がそこで学んだことであった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文句有蔵
2
……今回はどういうわけか、やたらと野外性交の描写が多い(笑)本作品はテレビドラマにもなったのだが、三巻辺りでドラマ化が決定でもして、視聴率用のサービスショットを入れる為にこういう場面を描いたのだろうか。旅人の紋次郎とお色気シーンを絡めるとなると、野外しかないわなぁ。由美かおるが毎度風呂に入るわけにはいかんわなぁ、と妙に納得☆……しかし江戸なら瓦版もあったけど、口伝て以外に情報のない田舎の、どこの村人も「木枯し紋次郎」を知ってるってすごいよなぁ(笑)2014/10/17
tomo6980
1
ミステリとしては低調か。その分、濡れ場と多人数相手の立ち回りを増えたかな。2017/10/03
mnagami
1
今読んでも面白い。これだけのクオリティの短編シリーズはいまなかなかないんじゃないかな。騙されたと思ってシリーズ1作目からぜひ読んで欲しい2016/06/28
脂肪分
1
シリーズものとしての「縛り」がキツ過ぎるんだろう、ハズレが多い。2004/10/28
モーピー
1
木枯しの音に消えたはやっぱり原作の雰囲気のほうがすきです。 ドラマ版にはそれなりのよさはありますけどね。 最後のシーンはやっぱり紋次郎だけの言葉で決めてもらわなくちゃ!