内容説明
「あっしには、かかわりのねえことでござんす」その渡世人の左頬には、古い刀傷の跡がある。さらに彼は唇の左端に十五センチほどの手製の楊枝をくわえている。紋次郎のこのトレードマークは、十二、三年前、彼がまだ二十歳前のある出来事に由来していた……。上州新田郡三日月村の貧農の息子は、まさにこの瞬間から、永遠のヒーローに生まれ変わったのである。
目次
六地蔵の影を斬る
噂の木枯らし紋次郎
木枯しの音に消えた
雪灯籠に血が燃えた
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まっつー(たまさか)
2
この巻も大変面白かった。なんだかんだ言って、紋次郎は情に流されるというか、縁を感じた人に思いを馳せがち。2026/04/20
文句有蔵
2
「おめえさんのことは思い出しもしねえが、忘れもしやせんぜ」とは木枯し紋次郎。「そういうあなたは忘れたくても思い出せない人なのだ」とはバカボンのパパ。さてどちらが先の名言かは調べればわかることだけど、そこまでするのは野暮というものでござんしょう(^-^*)……それに、あっしには関わりのねえことでござんすからね☆と、そればかり言ってる割りにはお節介な世話焼きさんで、「何か食べさせてくれと頼まれても、自分のものまで分けてやろうとは思わない」けど、目の前で食べるほどには破廉恥でもないんでしょう。小心者?(笑)2014/09/24
mnagami
1
紋次郎、すこし人情味が出てきた感じがする。がこのシリーズ、基本ほとんどぶれない。爪楊枝と頬の傷の由来がわかる「木枯しの音に消えた」がよかった2016/06/21
kanamori
1
☆☆☆2011/10/14
苫田鶴夫
1
紋次郎の優しさが一切報われない、読み終わって落ち込んでしまいました。2012/02/29




