内容説明
渡世人の一団に追われた紋次郎は、霧の中で突然弓矢の攻撃を受けた。勘だけを頼りに人影に斬りつけると、相手は意外にも猟師の親娘。娘はその傷のために嫁入り話が破談となった。償いをしようとあせる紋次郎は、五十両で「人斬り」を請け負うのだが、殺す人物はなんと……!? 人の世の哀しさ、わびしさ、そこにきらりと光る紋次郎の優しさ。詩情あふれる見事な時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺野錠
4
他の方と感想は被るけどラストが記録の引用で終わらないのは何かあったのか感。若かりし日の清水次郎長が登場するのは伝奇っぽい趣向で良かった。最後の話の島流しから戻って来たもう一人の紋次郎と言える渡世人との奇妙な交流の話も印象に残った。2020/04/26
文句有蔵
3
なんと!紋次郎が詐欺をやるの巻☆喉から手が出るほどお金が欲しかった理由は自身のお体裁の為。しかし心中死した遺体の懐のお金には手をつけない。己れの美学の為。でも?お金で請け負った殺人をシカトしちゃう美学がわからない。しかも怒り狂った依頼主を惨殺する美学は更にわからない。これでは詐欺の口封じじゃないか。あっしには関わりのねぇことではござんすが、まともな渡世人のすることではございますまい( -_-)2014/12/10
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