加治隆介の議（１４）

著者名：弘兼憲史【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063281545

内容説明

マスコミの「加治たたき」報道は過激さを増し、加治隆介は衆議院議員を辞職する決意をした。議員を辞職して浪人の身となった加治は、韓国へ向かう。日本外交の重要問題である日韓関係の勉強をし、韓国の政治家たちと会うのが目的だったが、官房長官も務めていた重要人物ということで、北朝鮮の工作員に狙われてしまい…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[笠]

4 北朝鮮に拉致されそうになりながら自力で脱出した上、未発見のトンネルを見つけるという表彰級の活躍をみせる加治。さすがカンボジアのゲリラから生還しただけある。素潜りが得意とかいう設定が急に出てきたのは取って付けた感が否めないが。日韓の問題は30年経っても何一つ解決していない。尹-岸田政権では比較的良好な関係だったが、両首脳が替わってどうなるかな。北朝鮮もいつ爆発するかわからない爆弾のような状態がもう何十年も続いて、ミサイルが日本海に飛んでくるのも日常になってしまったが、目下台湾のほうが火種が大きそう。

2025/02/23