山岡荘八歴史文庫<br> 徳川家康(26) 立命往生の巻

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山岡荘八歴史文庫
徳川家康(26) 立命往生の巻

  • 著者名:山岡荘八【著】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 講談社(2015/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061950481

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内容説明

豊臣家滅亡後の家康に残された仕事は幕府永続の礎石固め、すなわち確乎とした泰平の世づくりであった。「人間はみな永遠に続く大樹の枝葉なのだ」という万民の愛と安らぎをめざす世を! その理想を果たし、巨樹はついに波乱にみちた75年の生涯を終える。時代を超えて生きる壮大なロマン完結編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

189
『★山岡荘八版徳川家康全26巻完読幕府』https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11539472?sort=book_count&order=desc 全26巻、12,800頁弱完読しました。徳川家康、薨去、75歳の天寿を全う。著者が、18年の歳月をかけて執筆した壮大な物語、数多の歴史小説家達が本書を読むと、戦国時代、特に徳川家康の物語を書けなくなるのは解る気がします。従軍作家で戦場の悲惨さを実体験した著者だからこそ『戦争と平和』を見事に描けたと思います。2020/04/12

財布にジャック

76
思い起こせば2010年10月に1巻を読み始めてから、長い年月が流れてしまいました。1日1冊読めば26日で読み終わる計算ですし、1ヶ月に1冊でも2年2ヶ月で読み終われるはずでした。それなのに、こんなに時間がかかってしまい反省しています。この巻では、家康の最期が描かれることは分かっていましたが、それでも切なかったです。しかし、今こうして長い旅を終えて、寂しい気持ちもありますが、ゴールまで辿り着けた達成感で高揚しています。本当に読んで良かったと心から言える大傑作でした。山岡さん、ありがとうございました。2013/07/29

keroppi

72
とうとう読み終わった。読み出したきっかけは、我が家の側に山岡荘八さんの家があったからで、2015年のことだった。それから少しずつ読み進め、この外出自粛の中で、ラストは一気に読んだ。読み継がれるべき小説だ。「この世にあるのは、大きな生命の大樹。私達は生えた枝」「万物すべて、誰のものでもなく、みんなのもの…それを預かっているだけ」家康の最後の言葉がしみわたる。山岡邸の庭には、特攻隊員の精霊を祀った「空中観音」があり、そこに書き終えた本作を供えたらしい。今、工事中の山岡邸、この観音は受け継がれているのだろうか。2020/04/21

ともくん

65
二百数十年続く、泰平の礎を築いた徳川家康が七十五年の人生に幕を下ろす。 晩年は、天下泰平のために人生を捧げてきた家康。 この家康があってこそ、後の徳川幕府があった。 正に、神仏にも劣らぬ人物であったのだろう。 足掛け十八年。 二十六巻にも及ぶ、大作を描き上げた山岡荘八に脱帽である。2019/12/29

さつき

49
ついに辿り着いた最終巻。最期まで手抜きせず、泰平の世のために命をけずり邁進する家康。今まで読んだ歴史小説では、判官贔屓の要素があるのか悪役よりの役回りを担うことが多く、地味でずるい印象がどうしてもありました。この大作を読んで家康の視点で歴史を見ることで彼自身の印象も変わりました。平和を希求し続け、実際に長い泰平の世をもたらすことができたことは、もっと評価されて良いように思います。また、主人公の家康だけでなく同時代の様々な人について、その立場主張がわかりやすく生き生きと描かれていることも素晴らしかったです。2017/04/18

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