山岡荘八歴史文庫<br> 徳川家康(12) 華厳の巻

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山岡荘八歴史文庫
徳川家康(12) 華厳の巻

  • 著者名:山岡荘八【著】
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • 特価 ¥425(本体¥387)
  • 講談社(2015/04発売)
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  • ISBN:9784061950344

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内容説明

秀吉の妹朝日姫を正室に迎えたうえ、生母大政所(おおまんどころ)を人質同然に差し出されては、家康も上洛を拒み通すことはできない。竜虎の提携は成立した。秀吉は勇躍して九州征伐に向かい、家康は東国経営に乗り出す。待望の泰平の到来か。いや、今度は正室寧々(ねね)と愛妾茶々の間で、激しい女の闘いがはじまっていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

166
『★山岡荘八版徳川家康全26巻完読幕府』 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11539472?sort=book_count&order=desc 今回は、第十二巻、『徳川家康 上洛』の巻でした。豊臣秀吉VS徳川家康の人間ドラマが見事です。続いて折り返しの第十三巻へ。トータルの感想は、全26巻完読後に。2020/03/27

ともくん

61
家康と秀吉の頭脳戦に手に汗握る。 この巻では、合戦が一度も出てこない。 だが、頭脳戦で読み込ませてくれる。 静の家康。 動の秀吉。 戦の無い世にしたいという、思いは同じ。 この巻を読んだ自分の印象では、家康の方が一枚上手なのではないか。2019/09/14

harass

45
秀吉の実母を人質、実妹朝日姫を正室にした家康は、上洛せざろうえないのだが、二万の軍勢で上洛することで家臣の怒りを収める。秀吉は安心して九州制圧に。キリスト教徒の問題に気が付く秀吉。茶々と織田有楽とのやり取りがヒリヒリする。思うに、やってることが外交そのもの。交渉や駆け引きで相手に侮られないよう知恵を絞る。家康の場合は相手のほかに家臣までうまくやらないといけない。しかし平和な時代になろうとしているが秀吉の女性関係は混沌としてくる。ただ戦うだけではダメな時代か。2025/12/21

さつき

40
とうとう上洛した家康。秀吉との駆け引きが緊張感を持って描かれています。今回、特に印象深かったのは茶々と本多正信でした。織田有楽と茶々の会話には度肝を抜かれました。私にとっては大河ドラマ真田丸に出てくる有楽と、すっきりつながる人物像でした。この人なら茶々や秀頼の生命を救いたい一心で徳川方に情報を流すだろうなぁと…本多正信はかなり黒く描かれています。今後の家康の悪い部分はみんな彼のせいにされてしまうのか?ちょっと危惧を覚えます。だんだんと家康も狸親父化してきたように思うので策謀の面でも楽しくなってくるかな?2016/12/11

kawa

35
家康上洛を巡る家康・秀吉そして家臣や家族を巻き込んでの丁々発止の巻。茶々姫も出合い頭のような出来事で秀吉の側女に。秀吉晩年の終わりの始まり、まずはキリシタンに対する圧力が始まる。2022/03/12

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