RM Re-LIBRARY (アールエムリ・ライブラリー) 32 国鉄鋼製郵便客車国鉄鋼製郵便客車

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RM Re-LIBRARY (アールエムリ・ライブラリー) 32 国鉄鋼製郵便客車国鉄鋼製郵便客車

  • ISBN:9784777055760

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内容説明

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既に290号を超える長い歴史の「RM LIBRARY」から、過去の傑作巻を2~3冊分まとめて復刻する「RM Re-Library(アールエム リ・ライブラリー)」。シリーズ31巻目は、RMライブラリー第156~158巻「国鉄鋼製郵便客車(上・中・下)(共に藤田吾郎 著)を復刻いたします。
 国鉄時代の1986年まで行われていた鉄道郵便輸送。その歴史は古く、鉄道開業・郵便事業開始とほぼ同時であったと言われます。今のトラック輸送と違い、車内で郵便を仕分け、途中停車駅ごとに積み下ろしするというシステマチックな輸送制度だったのです。
本書ではその鉄道郵便事業のあらましから筆を起こし、用語の解説や車内設備の解説、車内で押印された消印の説明など、車両ガイドに留まらない内容を含めました。車両ガイド自体はタイトル通り、車体が鋼製になった以後の車両に焦点を当てており、その歴史はオハ31系のスユ30形に始まります。その後、スハ32系、オハ35系、スハ43系などに属する郵便客車と系譜がつながり、戦後の一時期には戦災復旧車の70系も陣容に加わりました。
オユ10形に始まる軽量客車のグループは、仕様などの違いで多形式・多バリエーションとなっており、それが一望できる本書はまさに待望の一冊と言えるでしょう。
もちろん、車歴表や形式図といった資料も多数収録。姉妹巻のRM Re-Library2『マニ35・36・37』、同5「マニ60・61形 スユニ60・61形」と揃えれば、模型としても人気のある荷物列車についての理解がほぼ完全なものに近くなるに違いありません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えすてい

5
国鉄の郵便車には、国鉄所有と郵政省所有の私有車に分かれていたが、なぜ分かれていたのかの理由やいきさつは明らかにされていない。郵政省所有車は全室郵便車に限定されているが、戦前の「逓信省」と戦後の「郵政省」の銘板以外ではどちらの所有かは見分けがつかない。後年、郵便荷物合造車・荷物車・救援車・配給車に改造・転用されたものもあるが、それは国鉄所有の17m車や戦災復旧車に限定される。郵政博物館から提供された写真もかなり引用しているが、逓信省→郵政省を経て、現在の日本郵政でも資料が残されていないのだろうか。2025/03/27

えすてい

5
RMライブラリー156~158の「国鉄鋼製郵便客車」を一冊にまとめて復刻させた。巻頭カラーグラフは新規である。鉄道郵便が消えて来年で40年が経つが、未だに郵便車は、ことに模型では根強い人気を維持しているようだ。著者曰く、本書は模型ファンにも活用してもらうよう極力両サイドの写真を載せたとあり、写真は豊富である。その一方で、郵便車には解明されていないこと・公開されていないことが山ほどあるので、客車調査に定評のある著者でも「不明」と明記したり写真入手ができなった箇所は多い。鉄道郵便とは何かや特徴も最初で解説。2025/03/26

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