詩想社新書<br> 70歳が老化の分かれ道

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詩想社新書
70歳が老化の分かれ道

  • 著者名:和田秀樹【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 詩想社(2021/06発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784908170317

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内容説明

70歳は人生の分かれ道!
これからは70代の生き方が、
その人の「老化の速さ」と「寿命」を決める!

団塊の世代もみな、2020年には70代となった。
現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。
格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、
人生における「最後の活動期」となった。
この時期の過ごし方が、
その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。
70代に努力することで、要介護になる時期をできるだけ遅らせ、
晩年も若々しさを保つことができる。
ただ、70代には特有の脆弱さがあることも事実。
寿命の延びに、健康寿命の延びはいまだ追いついていない。
70代をうまく乗り切らないと、
よぼよぼとした状態で長い老いの期間を過ごすことになってしまう。
70代の人は、無自覚に過ごしていると、自然と老いは加速していく。
だからこそ、老いを遠ざけようと意図的に生活することが求められる。
老いを遅らせる70代の生き方とはいかなるものか。
日々の生活習慣から、医療とのかかわり方、健康管理についてなど、
自立した晩年をもたらす70代の健康術を老年医学の専門家が説く。

(目次)
「まえがき」70歳は人生の分かれ道
第1章 健康長寿のカギは「70代」にある
第2章 老いを遅らせる70代の生活
第3章 知らないと寿命を縮める70代の医療とのつき合い方
第4章 退職、介護、死別、うつ……「70代の危機」を乗り越える

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

77
70歳が近づいてきているので気になり読んでみた。結構実践していることが書かれていた。インプットからアウトプットに行動を変えることが大切とのこと。本を読むだけでなく、読書メーターに感想を書き込むのも効果ありかな。最後に書かれていた「他者へのやさしさ」が老後に幸せになるいちばんの近道というのは印象に残った。2022/07/02

ばう

61
随分先の話、と思ったけれど、とりあえず参考にしようと図書館にて。大切な事は「意欲の低下」を防ぐということ。何にでも興味を持って、外へ出れば心身ともに刺激を受けて脳の老化を防ぐことができるらしい。そして70代になったら我慢せずに好きな物を食べ、好きな事をし、好きな人とだけ付き合えば良いらしいです。それが長生きのコツ。でも高齢者は免許返納しなくて良いという話については少々疑問が。高齢者ドライバー事故のニュースばかりを流すメディアもどうかと思うけれど、その年代の運転者数の分母を考えたらやはり危険じゃないかなぁ?2024/01/27

本詠み人

61
発達心理学の学びから、今の老齢期に興味をもち読んでみた。人生100年時代…健康寿命を伸ばすためのアドバイス本。1番驚いたのは、和田先生が高齢者専門病院で勤めていた折、亡くなられた方々の病理解剖報告を毎週聞いていて気づいたことで、85歳以上の方の脳にアルツハイマー型認知症の変性がない方はいない、体内のどこにも癌がない人もいない…ということ(どちらも別の死因で亡くなられている方々です)実は誰もが病変を抱える可能性があるということ、それが老化なのだという事実を知り、それでも恐れず生きていく指針になるような本だ。2022/06/28

nyaoko

57
続けると言う意味。深いなぁ。仕事、趣味、運転←いや、旦那だったら絶対辞めてもらうけど。色々出されてる著書とかぶる内容もあるけど、男性ホルモンの話はとても面白かった。だから女性は還暦後に元気になるんだ!だから男性はみるみる衰えてしまうんだ!と。それと、私も何度も思うのは、認知症よりうつ病が1番怖いという事。元気なうちに親に会っておかないと気付けることにも早く気付けない。2023/08/21

ひさか

57
2021年6月詩想社刊。30年以上高齢者の精神科医として医療にかかわってきた経験からの提言。運転免許は返納するな、断捨離とかに惑わされずに好きなことやるのが大事!というのが面白い。大切なのは意欲なんだ。2022/04/24

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