内容説明
暴走と覚醒の最終章――
因縁の敵ミカエルを制したリムルであったが、各地では今もなお激戦が続いていた。
ミリム陣営と蟲型魔人(インセクター)の戦いもまた、両陣営入り乱れた混戦の様相を呈している。
理不尽なほどに力を持つミリムが本気モードに移行し、勝敗の行方は決まったかのように思われたそのとき、
戦場に氷雪の美女が現れ戦況を激変させる――。
その美女、世界に3体しか現存しない竜種の長姉“ヴェルザード”が
、圧倒的な力で場を制圧し、戦場を氷漬けにしてしまったのだ。
仲間を失い暴走を始めるミリム。
そしてミリムを止めるべく、リムルもまた戦場へと舞い戻るのだった。
大人気転生ファンタジー待望の最新刊、遂に登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
51
蟲型魔人を相手に犠牲者を1人も出さずに倒したのに、、最後の最後でヴェルザードがやらかした。 フレイとかリオン、ミッドレイも、、氷漬け。それにブチギレたミリムが猛攻を仕掛けるがヴェルザードは涼しい顔。それ以外にもルミナスの本拠地にダグリュールが巨人族を率いて攻めて来た。それに迎撃するルミナスだったが、ダグリュールには魔法が全く効かない。ルミナスが切り札にしていた魔法も効かずに絶体絶命な状況。それでもマトモに終わらないのが転スラクオリティー。主役のリムルは暴れてるミリムを抑えるためギーと現場に向かうのだが、、2022/09/30
サンゴ
35
シエルさん活き活きしている2022/09/30
ナオフミ
27
一難さってまた一難、ついに主人公たちが上がってきたと思ったら、その裏には敵の魔の手が伸びていた。どんなに順調でも敵の顔がチラついてまさしくボスに相応しいなと思いました。しかし、状況は最悪だがこれからの主人公の伸び代も描写されて、理不尽にそして大胆にこの大戦を終わらせてほしいなと思いました。理想的な世界へ向けてもう一息、全力で主人公を応援します。2025/06/16
サケ太
20
キャラの多さに状況を追うだけで手いっぱいになってしまう。楽しめる部分もあるので良い。2022/11/01
ハイちん
17
前の巻で敵陣営のトップのミカエルを倒したリムル。今巻で戦乱は終息に向かうかなーと予想していたが、むしろ混迷していった。どの敵もリムル陣営の将よりも格上なので一筋縄ではいかない。倒すのが無理だから、倒せる人が来るまでの時間を稼ぐ戦いはかなか読んでいて苦しかった。援軍が来ればわりと瞬殺してくれる(ジャッジメントとかドラゴニックなんたらの技で)のでそこは爽快感があるものの、そういうレベルの味方が操られたりするので、戦いはまだ終わらない。ただインフレしたパワーバランスでも面白いのはさすがとしか言えない 2022/10/02