虚構推理(14)

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虚構推理(14)

  • ISBN:9784065217894

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内容説明

『絶園のテンペスト』城平京 原作! 怪異達の知恵の神になった少女と、怪異にさえ恐れられる男が、怪異に挑む[恋愛×伝奇×ミステリ]!!  “怪異”の知恵の神になった少女・岩永琴子が一目惚れした相手・桜川九郎は、“怪異”にさえ恐れられる男だった!?  2人に振りかかる奇想天外な事件と、その恋の行方は――!?

【こちらの3シリーズを収録!】
とある殺人事件の真相を探るために必要なのは、完食困難な激辛担々麺を20分以内に食べきることだった――! 琴子と六花がタッグを組む「見たのは何か」完結まで収録!

妖怪の悩みに九郎が文字どおり体を張る短編「的を得ないで的を射よう」、第1回ラストに衝撃展開が待ち受ける新章「岩永琴子の逆襲と敗北」も収録!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゼロ

75
「見たのは何か」「的を得ないで的を得よう」「岩永琴子の逆襲と敗北」を収録。表紙にもなっている六花が多く登場し、犯人を蹴り上げる姿に惚れ惚れ。殺人犯の動機が自己承認欲求で、通報されなかった理由が不倫してたからってことで、登場人物が拗れているな、と。また的を…で琴子が猿たちに大岡裁きとしての結末を用意するのではなく、九郎の頭の上のリンゴを射抜くまでは終わらせない…ってのは性格悪い。自分で的を狙って、九郎の心臓を貫くんだから、そりゃアイアンクローされても仕方ない。そして、キリンの亡霊に、六花。さて、どうなる。2022/12/27

雪紫

48
裏表紙の九郎先輩、実にシュール。他のミステリからの言葉を借りれば通りものに当たった人物の手厳しい制裁に、和みそうな展開から(そりゃそうなるだろ岩永・・・)、まさかのキリンである。キリンである。そして六花さん・・・カツ丼、食うかい? こんなこと書いてるけど、六花さん前面に出て来る回は緊張する・・・。2020/12/19

ネムコ

35
正直言って、六花さんのイメージアップのターンでした。こんなに聡くて人心の機微にも通じた人が、なぜあんな企みをしたのか、その方が不思議になってくる。勧善懲悪のイメージが崩れ、これからの展開が全く読めない。2020/12/19

32
六花さんがいいお姉さんのようで敵とは思えないな。冬服琴子可愛い。弓矢の話は笑いながらも納得行く大岡裁きだったな(笑)そして次巻で六花さんがまた出てくる。キリンの亡霊は確かに怖いわ。デカイし。あやかしたちはどの子も可愛いね。2020/12/19

トラシショウ。

29
「あなたは目撃されていた・けれど警察に通報出来ない立場の目撃者だった・あなたは特別な意志ではなく、人の保身と言う俗っぽいものに見逃されていただけ」。前巻より承前、あえて目撃されながら死体損壊を起こした不可解な犯行の真相を追う「見たのは何か」の顛末から、妖怪お悩み相談の「的を得ないで的を射よう」を挟んで、終盤にかなりの引きが待ち受ける新章「岩永琴子の逆襲と敗北」の導入まで。「的を得ないで~」での大岡裁きの斬新過ぎる解釈とヒドい射殺オチには流石にホトケの九郎さんもお怒りか(笑)(以下コメ欄に余談)。2020/12/31

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