内容説明
S黄尾高校保健室を根城にしているS黄尾探偵団。所長の慈吾朗の気まぐれで、行衡たちは、上海まで毛はえ薬を買いにいくことに。そんな彼らを出迎えたのは、政府高官の張元来(チャンユエライ)だった。なんと、慈吾朗とは昔からの知り合いだという。元来は、行衡たちに「妙なことをしないように慈吾朗を見張っていてくれ」と頼みこむ。しかしこれが、上海を舞台に巻き起こる大事件の始まりだった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
16
初読。2015年374冊め。TSYT、上海で銀行強盗をするの巻。2015/03/31
扉のこちら側
7
2001年に初読。いままで国内でも危ない橋をわたってきた彼らも、ついに上海でやらかす。ところで、ジゴローはシアトルで五月と出会ったんだからパスポート持ってるはずでは。2010/01/22
みとん
6
9巻は国境を越え、今回は上海で大暴れ・・・な巻。番外編な扱いらしくて、8巻の『時計台の~』では変わらぬ関係だった花音とユキヒラがカップルになっていて、「あれ?読み飛ばした?」と確認してしまった。もうちょっと発売を待つとかしたらよかったのに~。そういう重大なネタバレってないわ。内容ですが、ユキヒラのバスローブでの逃走は覚えてたけど、ほかはさっぱり。壺に憑りつかれた五月とか面白いのに、忘れてた。銃撃戦をしたかっただけなのかな~?と思ったり。こんだけやっといて、殺人だけはしてないとか、絶対信じない!2016/06/01
凍矢
4
今回は、いつもと違って、番外編のような感じでした。てか、中華風味のある展開で、奴らは、とうとう銀行強盗になってた気がします。気がするだけ?読んでて、おもしろいと感じたものの。ちょっと本編が気になって仕方なかったです。2014/05/03
まっこ
4
何度目かの再読。ジジイの毛生え薬を買いにわざわざ中国まで付き合わされるイエローテール一行。彼らの行く先には何かある、ということで今回も事件に巻き込まれる(起こす?)。対を持つことで莫大な富と幸せなを手に入れるられるが、どちらか一つだけだと不幸になる壺を押し付けられた彼ら。対の壺を探しに闇市場でもう一つの競り落とすものの中国マフィアに目を付けられて……!? 今回もマフィア兼探偵の彼らが大暴れ。はっちゃけてます。個人的にS黄尾シリーズの中でもかなり上位に入る面白さ。2009/12/09