内容説明
黄尾高校に事務所を置くS黄尾探偵団。そのメンバーの一人である新田善美は、若くして結婚した妻に逃げられた過去を持っている。いつものように保健室に集まった探偵団のメンバーに、母親に勧められた見合いが嫌だと善美が嘆いていると、そこへS県警の唐沢順也がやってきた。最近首都圏を中心に起きている昏睡強盗に関する捜査の依頼らしい。だがどうも善美の様子がおかしくて……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
18
再読。2015年370冊め。初読から10年以上経って、善美や暁香よりずっと年上になると、ふたりの若さというより幼さがじれったい。でも善美の決着のつけ方は評価。2015/03/31
扉のこちら側
9
2001年に初読。TSYT5巻。幼い娘を残して失踪した善美の妻・暁香が登場。彼女の言いたいことはわかるけど、でもやったことは許されない。サナのことを考えると、S黄尾なのに読後スッキリにはならないかった。2010/01/22
みとん
6
5巻。読メ登録前にすでに「読んでいる本」の消費による再読です。今回は善美ちゃんの逃げた奥さん、暁香(さとか)さん登場です。まぁ、最悪の再会でしたが。正義ではなく身内のために動く探偵団。警察を敵に回すのも面白いんだけど、暁香さんたちの犯罪の犠牲になった女子高生がいるから、えぇ~って感じではあるかな。サナちゃんに手紙残すとかもないのか。結局、善美ちゃんは腹をくくって大人になったけど、暁香さんは子どものまま母親になったんだろうな。どうでもいいけど、あとがきとそのあとの広告に20ページ以上ってどーよ・・・。2016/05/29
凍矢
5
今回の主役は、善美ちゃんでした。男性ですけど。いやー、犯人になっていた妻との再会は、ショックだったでしょうね。更に、娘には、嘘をつかねばならず。元嫁さんのその後は気になりますが。善美ちゃんに、幸運が訪れますように。2014/04/30
蒼吉@読メ再開しました
4
探偵団とは名ばかりの犯罪者集団。これで、よく捕まらないものだよ…。善美ちゃんのお話回。切ないなぁ、と、思うと同時に、世の中にはもっとヘヴィなものが存在すると感じた。おバカにも輪がかかって素晴らしい。一時のブーム、私には読む度、ツボにはまるらしい。こういう、おバカなお話が大好きー。2012/08/07