角川まんが学習シリーズ まんが人物伝 マリ・アントワネット 革命に散った悲劇の王妃

著者名：長谷川まゆ帆【監修】/駒形【カバー・表紙】

KADOKAWA（2018/07発売）

• ISBN：9784041051474

内容説明

オーストリアの皇女マリ・アントワネットは、わずか14歳でフランス王室にとつぎ、ヴェルサイユ宮殿ではなやかな毎日を過ごしていた。
アントワネットは、美しさと気品で国民に愛される王妃となったが、やがてフランス革命という時代の波に飲みこまれていく…。
『まんが人物伝』シリーズは、歴史に名を残した人物が子ども時代をどう過ごし、どう生きたかをえがいた伝記まんがの決定版！

■『マリ・アントワネット』監修 長谷川まゆ帆先生のポイント紹介
マリ・アントワネットは、フランス革命のときに有罪判決を受けて、不運な最期をとげたことで知られています。しかしもともとは神聖ローマ皇帝とマリア・テレジアの四女として天真爛漫に育った少女です。政略結婚によりフランスの王子のもとに嫁いでから、言葉もままならぬ異国の宮廷で、寂しさや孤独にさいなまれます。贅沢なファッションや放蕩に身をゆだねていきますが、背景には若すぎた結婚や国政への無知がありました。この時代、パリ市民は穀物不足に苦しみ、たびたび蜂起も起きています。そんな中、首飾り事件という詐欺事件に巻き込まれ、マリは被害者であったにもかかわらず、印刷物や口承文学はこぞって王妃の愚かさと軽薄さを描き、贅沢でわがままな王妃というイメージを作りあげていきました。マリ・アントワネットはわが子を思う一人の母親であり、不安定な国情を立て直そうと自ら政治にも乗り出していました。運命に翻弄されながらも、最後まで王妃として気高く生きようとしたマリ・アントワネットの生涯を、革命前夜の激動のパリとともに追体験してみましょう。

■目次
第１章 天真爛漫なプリンセス
第２章 王家の結婚
第３章 ヴェルサイユでの生活
第４章 革命の足音
第５章 牢獄から断頭台へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

うわっ、かっわいい絵！若すぎる結婚や海外の過酷なしきたり、愚かな浪費…。正当化することはできないけれど、大きな代償を払うことになった彼女の人生は…。人の苦しみを理解し、学ぶ大切さをこの女性から反面教師として学ぶ悲しさ…。あ！彼女のお母さんの伝記あったら借りようかな。

2021/03/12

[ふじ]

休校要請に伴い、角川が児童書を一部無料公開しているそうで、そこから読みました。新しいものなので、お菓子を食べればいい発言など、違うものは違うと書いてあります。ところで、角川以外にもジャンプやコロコロの2020年バックナンバー無料公開や、Yahoo!キッズ、LINEの学習動画、ベネッセの電子図書館一般公開など、様々なサービスが柔軟な対応で生まれていて尊敬の眼差しです。外に出づらい今、ネットの持つ強みが再確認されたらいいなと思います。

2020/03/02

[たかこ]

休校中の子どもたちに期間限定で無料公開されている。大人ですが、私も恩恵にあずからせもらった。今のこういう時だからこそ、本を読むのがいいと思う。漫画から歴史を学ぶ、漫画で漢字や言葉を覚える、読むことは無駄にはならない。外に行かなくても読み物が手に届く時代、ぞんぶんに活かして今をのりきろう！ ＃マリーアントワネット、絵がとてもかわいらしく、また誤解していた部分もあり、改めてこの機会に読めて良かった。

2020/03/03

[今庄和恵＠マチカドホケン室／コネクトロン]

これまで読んだ何よりも、マリー・アントワネットのことがよくわかった。

2020/03/03

[なほみ]

子どもの頃好きだったシリーズが無料公開、ということで大人だけど読ませていただきました。やっぱり子ども向けだとフェルゼンとの関係書けないよね。

2020/03/13