内容説明
今はなき寝台急行に懐旧の思いを込めて……。
ルポライターが殺された。彼の恋人は轢き逃げに遭う。そして横浜で発見された女性の白骨体。3つの事件を解く鍵は、殺されたルポライターがが遺した、上野―秋田間を結ぶ寝台急行「天の川」の乗車ルポにあった! 列車に乗った十津川警部は、ある齟齬を見出す――。
伝説の夜行列車が蘇る新装版!
【目次】
第一章 朝の死
第二章 惜別の列車
第三章 確執
第四章 思い出の列車
第五章 ライムリミット
第六章 罠をかける
解説 小牟田哲彦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
6
2018年 6月10日 初版 他文庫で読み済み2018/08/02
fumikaze
3
警察内の縄張り意識というのは実際にあるのだろうか?同じ警察なのに大変だなぁ。2024/03/11
fumikaze
2
失敗!1988年6月版文春文庫で読んでいたのに、今回(新装版)また購入してしまった。
MAS
2
35年前国鉄時代の寝台急行『天の川』この列車に乗りルポタージュを依頼されたライターが殺された。更にその後発覚する事件は!この原稿こそが謎の鍵を握ると睨んでいたが文書だけでは中々見えてこない、、そこは十津川警部!亀さん気を利かせて!!実際乗って見なくてはと!!!今回も勿論ミステリーとし入って行ったが、やはり寝台列車好きとしてはその雰囲気と情景も感じたかったので満喫出来た。解説もとても興味深く20系客車や電源車の事もよく分かった。本当のマニアなら原稿の何処に鍵があったのかが分かり、さぞニアニアしただろうなぁ 2020/06/17