内容説明
この奇怪なる現象の本質とはなにか.我々を魅惑するその不可思議な力は,どこに宿るのか.近代日本におけるその観念の変遷を,「「国体」ナショナリズム」という視座から明らかにし,現在のグローバル化の地政学的な変容のただ中における,その不気味な実在感の意味を考える.いま,ナショナリズムの呪縛が,ここで解かれる.
目次
目 次
はじめに
Ⅰ ナショナリズムの近代
1 ナショナリズム,近代の「病い」か「救済」か
2 〈自然〉と〈作為〉のあいだ
3 ナショナル・アイデンティティとナショナル・ヒストリー
Ⅱ 「国体」ナショナリズムの思想とその変容
第 1 章 基本的な視座
第 2 章 「国体」思想のアルケオロジー
1 「日本という内部」の語り
2 政治と美のデュアリズム
3 繰り返される伝統=自然への回帰
第 3 章 「国体」の近代
1 作為的〈自然〉としての「国体」
2 「ココロ主義」と「天皇の軍隊」
3 「憲法/(教育)勅語」体系としての「国体」
第 4 章 「国体」の弁証法
1 「国体の本義」と「空疎さ」のナショナリズム
2 「国体」の境界と変容
第 5 章 戦後「国体」のパラドクス
1 戦後の原像と「断絶/連続」のパラドクス
2 「談合体制」としての戦後「国体」
3 「国体」の成熟と喪失
むすびにかえて
Ⅲ 基本文献案内
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