内容説明
抽象的思考ではアイデンティティ/他者性という問題の核心には到達しえない.肝心なのは個々の「私」におけるその在り方である.プリーモ・レーヴィ,パウル・ツェラン,金時鐘という具体的な表現者に即して,この問いを考える.
目次
目 次
はじめに
Ⅰ アイデンティティの諸相
Ⅱ 記憶という他者,言語という他者
第 1 章 引き裂かれたアイデンティティ──プリーモ・レーヴィをめぐって──
1 悪い知らせを届けるカラス
2 レーヴィのアウシュヴィッツ体験
3 ダンテの『神曲』と「シェマー・イスラエル」
第 2 章 投壜通信のゆくえ──パウル・ツェランとプリーモ・レーヴィ──
第 3 章 他者の言語を生きるということ──金時鐘をめぐって──
1 クレメンタインの歌
2 金時鐘の表現=文体にそくして
3 抒情の他者と他なる抒情
Ⅲ 基本文献案内
あとがき
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- 和書
- ビールの自然誌



