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内容説明
西暦2030年。失脚していた二条憲政が企てた「まほろば」のクーデターは失敗に終わる。大混乱の中、脱出した狂四郎は必死になって志乃(ユリカ)を探す。志乃も狂四郎に見つけてほしくて飛行場へ。やがて、狂四郎と志乃とバベンスキーを乗せて、機は飛び立った…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーしゃ
27
北海道編。いよいよ志乃の待つ北海道に上陸した狂四朗は無明と出会いとあるクーデタを機に志乃の脱出を企てるが話は二転三転する。読み応えのある最終話。たかが漫画されど漫画…メッセージが凄く強かった。ONE PIECEの尾田栄一郎の師匠なだけはあると思った。再読と思っていたけど秀明編からは読んで無かった。読んで良かった漫画だった。2018/03/17
Dai(ダイ)
12
オーソン・ウェルズ の1984 に匹敵する名作。2018/07/03
MonoCarky
4
よかった、俺の予測とは裏腹にバベンスキーも死ななかったし、無明も死ななかった。あとがきも、わりと納得できた。打ち切り臭は漂うが、まあ俺がとやかく言うことではない。ただ惜しむらくは、狂四郎と志乃(とバベンスキー)の幸せな余韻をもっと味わいたかったなあ。2013/02/13
alone
3
ふとしたきっかけで読み始めましたが、その世界観にのめり込んで一気に読み終えました。名作と呼ばれるにふさわしい作品だと思います。読後すぐに感じたのがまた読み直したいという気持ちだったほどでした。すっと終わってしまう終わり方だったからかもしれません。ちなみに個人的にラストは、バベンスキーが博士のタイムマシンを完成させて二人を江戸時代に送り、今まで仮想だった生活が本物になる、というものを予想していましたが、そんな風ではありませんでしたね。とりあえず、また読みたい、そう感じさせる作品でした。2015/04/06
とくに茶
2
もう最初っから面白すぎて読むのが勿体無いからじっくり2年かけて読んだ!最高すぎた。ハードSFであり、ダークファンタジーであり、エロであり、ギャグ漫画…。知性と技術の進歩と人間の持つ限界のない欲望。倫理観が変わる作品だった。エログロで成り立っている作品とはいえハード過ぎて人に勧めづらい。ギャグが面白いから気にならないけど。でもそういうところに生命の美しさを見出せる人には是非おすすめしたい2023/05/06