幻影城～江戸川乱歩全集第２６巻～

著者名：江戸川乱歩

光文社（2016/03発売）

• ISBN：9784334735890

内容説明

探偵小説の定義、倒叙探偵小説とは何か、日本最初の探偵小説とは？　海外名作ベスト90……。終戦後、チャンドラー、グレアム・グリーンら新しい息吹きに触れて、多年の薀蓄と情熱を傾けたミステリー・ファン必読の書。【この電子版は、註釈と「私と乱歩」を割愛しています】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

乱歩の英米探偵小説を網羅的に紹介して評価したものです。今はこのような文庫でこの本を読めるなんてことは夢のようです。昔中学生で探偵小説にはまっていた頃この単行本がほしくてしょうがなかったことを思い出しました。内容的には新しいものがなく最近では読む人が少ないのでしょうが、古典を読むときには一つの指針となるはずです。

2015/01/05

[ホームズ]

やはり古い随筆なのでまだ書かれてない名作があったり、翻訳されてない作品があったり、題名が今の物と違ったりしてますね～（笑）乱歩やクイーンがそれぞれの分類で選び出した優秀作品たちが良かったですね～（笑）未読の物やもう手に入らないんじゃなかって本があったり（笑）しかし乱歩ってやっぱり『赤毛のレドメイン』が好きだったんですね～（笑）それにミステリを読むにはいろんな知識が必要だし、いろんなジャンルの本を読まないといけないな～って思ってしまいました（笑）

2009/07/28

[go]

やはり乱歩は偉大だった。探偵小説界の巨星。情熱が凄い。あと非常に文章が読みやすくて良いです

2021/11/10

[Kotaro Nagai]

乱歩の推理小説評論を集大成した大作。乱歩の視点から古今東西の名作が語られ、乱歩の推理小説（探偵小説）に対する熱意が感じられる傑作。

2008/02/15

[ペペロニ]

読んでみたい本がごそっと増えた。名前は聞いたことあるけど手を伸ばしてこなかった名作もあるし、これを機に集めてみよう。

2014/02/14