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内容説明
関東大会団体戦本戦出場を逃した二ツ坂高校薙刀部。
ふがいない先輩達に憤った一年生・薙の提案により、インターハイ予選団体戦出場の5枠を賭けた、部内戦が決行されることに…!
徐々に白日の下に晒されていく、部内の実力差。
土曜の体育館は、かつてない緊張感に包まれる。
傷つき、傷つけあいながら、
その先にある風景を見るために、それでも進んで行く彼女たち。
実力以外に序列の存在しないコートの中で、
旭と真春が、野上と薙が……そして、旭と将子が、対決する――!!!!!!
この一日が、彼女たちの、すべてを変える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wata
53
自分を追い込む部長、そこに悪魔の囁きをする後輩、礼儀を忘れて力が全ての人、自分の弱さを思い知らされる人、そして薙刀を本当に好きで真っ直ぐ前進しようとする旭さん。たった1日の部内戦でいろんな顔が浮き彫りに。社会の縮図みたいな巻?!2015/09/08
くりり
45
まさかの部内総当たり戦、それにしても、さくらちゃんが狡猾で性格の悪い新部長?(笑) カッコいい!!2015/09/13
はつばあば
43
同級生とか同窓生というものはなんやかやと揉めていてもどこかでつながってるものだと思う。この歳になっても学校は違ってもボランティア同期だとか、職場の同期だとか(亡くなった方も多いけど)今だに仲がいい。だから将子ちゃん、ぶつかっていいんだよ。だって二人の仲に男が入ってないんだもの(^^♪。男が絡むと・・?何をいってるの?(#^.^#)。下級生に振り回されるんじゃないわよ!。でも実力の世界だものねぇ・・"(-""-)"2017/07/17
いっちゃんず
39
熱い高校生なぎなた漫画も16巻。インターハイ予選団体戦出場枠をかけた部内総当たり戦。実力に白黒付けるだけでなく、抱え込んでいるしんどさとか、かっこ悪さとか、恐怖心とか、弱さとか、いろいろなものが出てきてしまう。それは彼女らの勝負への真剣さゆえなので、読んでいてぐっと引き込まれてしまう。途中でなぎなた未経験の一年生の戦いで笑わせてくれるのも、張り詰めた雰囲気の緩衝材になっていて上手い。生意気な一年生の鼻っ柱をへし折るのと、プライドを賭けた最終戦の結末は次巻にお預け。2015/08/29
sin
38
だからただのスポ根じゃないんだよ!登場人物の心の襞が…そして善悪では決してない、人が持つ良いところ嫌なところが、なぎなたを…勝負を通して真正面から問いかけられる。それによって彼女たちは仲良しこよしでもなく、ガツガツとライバルを気取るのでもなく、生の自分たちが変化し競い合う。そんな風に否が応でもみんな強くなっていく、それはある者にとっては力が…であり、ある者は心が…鍛えられてゆく。そしてそれは運命なんかじゃなく努力の積み重ねだということが…2015/09/04