ビッグコミックス 電波の城（１９）

著者名：細野不二彦【著】

小学館（2013/12発売）

• ISBN：9784091850362

内容説明

理一の入院する病院に谷口を呼び寄せた詩織は、彼に立花が残した遺言を打ち明け、捜査の協力を求めます。彼はキーとなるレムリア教団の集団自殺事件前夜に撮影されたビデオを探すため、当日の烏丸社長の足取りを追い始めることになります。一方、番組に復帰した詩織は、生放送の総務大臣のインタビューをうまくまわして高視聴率を獲得、本格的な復帰を華々しく飾ります。プライベートでも谷口と急接近し、公私ともに絶好調な彼女ですが、彼女の見えないところで不穏な影が着々と忍び寄ってきます・・・・・・

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

連載が始まった当初から、この漫画がただの女子アナサクセスストーリーではないことは、予感としてあった。しかし、放送局はもとより、政界、財界、宗教などなど、様々な分野のどす黒い闇が絡まる物語であると、誰が予想できただろう。とはいえ、個別に起こっているかに見えるそれら事件や事象が、一人の女性を中心に渦巻いているゆえに、散漫さも、混乱も皆無に等しい。『電波の城』は、天宮詩織という一人の女性に貫かれた物語なのだ。

2013/08/30

[kei@名古屋]

だんだんと、正体がみんなにばれそうになるけど、果たしてどうなるの？？

2013/08/16

[ツキノ]

立花が最期に電話で言っていたもうひとりの記者は中央テレビの烏丸社長ではないか、という疑念を谷口に話す天宮。ニュースEXメインキャスターに復帰し、山場CMの廃止を提案。総務大臣にインタビュー、本城律子の名を出し、切り込んだ質問。天宮、谷口の部屋へ。寝言で「仁科てめぇ～カネかえせっ」。10年前の父の事故を探る三隅。

2019/05/21

[でんか]

ぐいぐい真相にせまりつつある詩織、ハジメもまた。物語がクライマックス近いということがよくわかる。

2017/10/01

[ジーク]

詩織が破滅に向かっていくような気配がしてきましたが、それでも調べることをやめないのは…。手に汗握る展開に。

2013/04/29