内容説明
本所深川で隠密廻り同心が斬殺された。この同心は、町奉行所も容易に手を出せない無法の地・八右衛門島の探索をしていたという。一向に動こうとしない南町奉行に不審を抱いた秋山久蔵は、真相を追って八右衛門島にひとり潜り込むが、久蔵の前に現れたのはこの地に似つかわしくない謎の女だった。
好評シリーズ第5弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オレンジ。
9
恨み坂 空ろ蝉 樽流れ 仕舞湯 の4編からなる連作短編。与力の久蔵と、亡き妻の腹違いの妹、香織とはどうなるのかなと下世話な興味が出てまいりました^^2016/05/27
sumi
4
借りてた秋山久蔵シリーズ一気読みです。まだまだ続きがあるんですね。1冊目はまだしっくりこない感じだった世界観が馴染んできて、引き込まれるようになってきました。義妹の香織の存在が良くなってきましたね。事件が淡々と一話ごとに終わるのに対し、人の感情は一話ごとには終わらないのが楽しいところ。変化が楽しみです。2016/08/25
なつき
4
孤児の少年と元盗賊の親分の話が暖かくも切ない。背に傷を持つ女では香織さんに妻の面影をみる久蔵の姿が見られる。2013/07/12
Suzu
2
剃刀久蔵シリーズ。何か読む順番間違えてるのか話が前後している。前巻で香織は久蔵の子を産んだんだけど。お糸も柳橋の親分たちの養女なんだけど。ま、いいか。第三話樽流れの捨吉は確かに盗人だった過去はあるが同情の余地もあるし幸太のためにも生きて欲しかったな。そして次巻を読む。2017/04/22
Aki
2
◎2014/05/27