内容説明
“剃刀久蔵”と呼ばれ、悪人を震え上がらせる、南町奉行所吟味方与力秋山久蔵の活躍を描く。浅草広小路の呉服屋『近江屋』の17歳の娘おさよが隅田川の桜見物で行方知れずになった。かどわかしと思われた3日後、町駕籠で無事に帰ってきたおさよだが、その白い肌には…。卑劣な悪党に久蔵の心形刀流が炸裂する!
シリーズ第1弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aki
6
仕事人っぽい感じで面白いシリーズ。ちょっとこの作品追いかけてみます。2014/04/26
kazukitti
5
んー。簡単すぎる。寝る前のクールダウンとか出先の時間潰しに読むには最適と言うか、こう一本通ったスジがないんだよね。短編で話は単純でしかも町奉行所の与力が勝手に断罪&死刑とかもうムチャクチャなんでソコはもう昭和のテレビ時代劇として割り切って楽しむとしても、話が単純過ぎるのかな。まぁ短編だからいいけど。話はバラエティに富んでるけど展開が一本調子というか。この巻だけでもそう思ったから読み続けると早晩飽きるんじゃないかなーというか。次巻も取り敢えず読む。キャラの魅力で引っ張れるのかどうかなぁ。2018/07/06
オレンジ。
3
南町奉行所吟味方与力。カミソリ久蔵と呼ばれる男。時間が経って内容を忘れたので記録だけ。面白そうなシリーズだ。2016/05/23
なつき
2
南町奉行与力秋山久蔵、剃刀と渾名される切れ者で権威や金で動かすことはできない。まだまだ若い配下の同心・和馬や安定の手下・弥平次たちも魅力的。「狐憑き」で見せた和馬の侠気が良い。2012/10/26
あかんべ
2
吟味与力の秋山久蔵をかしらとする御用集団の活躍する捕物帖。庶民の為を第一に時に法を無視して、悪人を斬る。手下の弥平次、幸吉など良い部下を持つからできる。久蔵がちょっとクールすぎで、私生活なんてのも知りたい。頼りない同心和馬の活躍も今後楽しみ。シリーズ一作としての顔見世はまずまず。2012/05/09