内容説明
大川に簀巻にされた土左衛門があがった。どうやら本所と浅草の、博奕打ちの一家同士の揉め事らしい。南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵は、わざと静観して双方を争わせ、年末の“煤払い”とばかりに一網打尽にしようと企てる。一方、秋山家では長男の大助が成長ぶりを見せ、妻の香織にも変化が……。
好評シリーズ第28弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
113
シリーズ28弾。もうそんなになるのね~だけど、毎回安心して読める。この感じがずーっと続きますようにと思っているのは私だけではないはず。大助に弟か妹か(妹が良いな・・笑)出来たようで嬉しく読了した。また来年ですね?藤井さん、楽しみに待ってます。2016/12/04
とし
99
秋山久蔵御用控「煤払い」28巻。今回も安定、安心して読めましたね、次巻には秋山家には第二子が誕生日しているんですね。楽しみです。2017/02/15
ソババッケ
13
シリーズ28作目。例によって月1件の事件(年3冊*4編=12編)が歳時記どおりに語られる。息子の大助が生まれて4年、年が明ければ6歳(数え)となる。「うちのじじちゃんに何をする」と与平をかばう大助(野村胡堂の池田大助から取ったと思われるのだが)。香織は2人目を身籠っており、来年夏(8月版)には生まれてそう。バランス上ではおそらく娘と思われるが。このペースであれば29巻の「鎌倉河岸捕物控」を来年追い越してしまうのか、まだまだ続いてほしい。ただ300話をはるかに超える「銭形平次」には遠く及ばないが。★3.3 2016/12/19
ゆ〜や
4
気がつくとシリーズ28冊目。安定の内容だけど、2話目だったかな、の話の終わり方でそう毎度毎度上手いこと時間が解決するわけじゃないんだな。と改めて実感。ラストの話で大助や太一の成長ぶりに目を細める。時間あたりでどうやら大助に兄弟が増えてるっぽい。弟かな、妹かな?まるで親戚のようにそわそわとかになる(苦笑)2016/12/17
zuccalove
3
久蔵さん、素敵です。 大助ちゃんも男らしく育っていて、今後に期待。2017/05/02